エケベリア属「ジュエリーアイス」の紹介です。
今回は「優木園」さん命名のオリジナル交配種となります。
ロゼットの雰囲気は、エレガンスがベースで…
ラウイやトリマネンシスを混ぜたような感じです。
そこそこ値が張りますが、
性質は強健で、脇芽も付きやすいタイプかと思います。
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◆ Photos
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◆ 基本情報
科 | ベンケイソウ科 |
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属 | エケベリア属 |
品種名 | Jewelry Ice |
流通名 | ジュエリーアイス |
- |
生育期 | 秋・春 |
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価格帯 | 2,500円前後 |
栽培難易度 | ★☆☆ |
増やし方 | 剪定&挿し芽 |
葉挿し |
ネット販売
日本花キ流通 | - |
ストア内検索:ジュエリーアイス |
※ 売り切れの場合あり
ジュエリーアイスは交配種
※ 交配は予想です
- 左)ケッセルリンギアナ(エレガンス)
E. elegans var. kesselringiana - 右)トリマネンシス
E. tolimanensis
詳細は不明ですが、1番似ているエケベリアは、
ケッセルリンギアナ(エレガンス)で、
次いでトリマネンシスっぽさも感じます。
アイスといえばエレガンス
名前は偶然かもしれませんが、
ストロベリーアイスやラズベリーアイス、
アイスグリーンといった…
アイスが付いている品種は、エレガンス関係の血を感じさせます。
同じ性質の多肉植物
ジュエリーアイスの性質や成長過程、
また、管理方法は下記の多肉と同様です。
詳しくは、これらの記事も合わせてご覧ください。
雰囲気が似ている多肉
雰囲気は似ていますが、
性質や成長過程は異なります。
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◆ Before / After
購入時の様子
購入日 | 2019. 8 |
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ポットサイズ | 6cm |
生産者さん | 優木園 |
購入店 | ガーデンメッセ八王子 |
約1年後の様子
8月下旬に購入したので夏顔の状態です。
夏の若い株なので、品種の特徴らしさは見られません。
ですが、時間と共に株は大きく育ち…
冬には綺麗な紅葉を楽しめます。
1年間の主な作業
・植替え
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◆ 栽培メモ
1. この株は非常によい状態
この写真は購入当時の様子になります。
見慣れたエケベリアのイメージからすると…
なんだか微妙な株に見えますが、
この株の状態が「よい」と感じれば、
誰のフォローも受けずに多肉栽培を楽しんでいる方だと思います。
多肉栽培は、慣れると未来が見える
ある程度、栽培に慣れてくると、
株を見ただけで、その後の成長や手間の掛かり具合が…
なんとなく解ってきます。
このエケベリアも見ただけで若い苗だと気付きますし、
ロゼットも開いており、ポットとの隙も広いので、
蒸れる可能性も低いと判断できます。
また、いい感じのグリーンの葉をキープしているので、
8月下旬という時期も考慮すれば、
秋にサイズアップして、冬に紅葉する流れも把握できます。
2. 脇芽が出るまでの期間
▲ 2019 .8
▲ 2022 .8(株元のみ)
▲ 2023 .2(幹の中間)
交配式は不明ですが、エレガンスの性質を強く感じます。
そのため、脇芽が幹の途中からも伸びてきて、
やがて親株のロゼットが崩れてしまいます。
その脇芽が伸びてくるタイミングは、
栽培環境や個体差にも影響されますが、
今回は上記写真のタイミングとなりました。
最初の脇芽が付くまで3年ほど掛かっています。
3. 株分けのタイミング
▲ 5月の状態
幹の途中から伸びた脇芽は、
なかなか取り除くことが難しい状態です。
半年ほど待つと簡単
▲ 9月の状態
めり込み気味の脇芽は、陽を求めて自然と茎を伸ばします。
そのため、3ヵ月~半年もすれば…
ハサミでカットしやすいくらいまで伸びています。
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◆ 夏と冬の管理目安
冬の管理(屋外)
弱い -3℃まで |
強い -5℃まで |
とても強い 凍害なし |
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- | 〇 | - |
多肉植物全体で比べると「強い」タイプ。
目安としては「-5℃」までなら、凍害の影響はなし。
これより低下すると、多肉植物によっては…
一部が凍結したり、全体が凍結し枯死する可能性が高まります。
霜除け & 風除けは必須
屋外での管理では「霜除け&風除け」は必須です。
どちらかが未設置の場合では、上記の管理気温まで耐えられず…
霜害や凍害によるダメージを負いやすくなります。
梅雨 & 夏の管理
遮光(20~50%)
病気・害虫対策
徒長(水やり)
雨ざらし・風通し
高温(猛暑日)
高温・乾燥に強いタイプですが、朝から夕方まで…
丸一日、陽が当たる場合は50%前後の遮光が必要。
水やりは多肉の様子を確認しつつ「量 or 回数」を減らすのが安全です。
雨ざらしはトラブルの原因になりやすい
梅雨~初秋にかけては病気や葉蒸れ、徒長の原因となるため、
雨ざらしの状態を避けるのが無難です。
また、定期的に農薬を散布することで…
病気・害虫の被害も抑えられます。
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