沙羅姫牡丹【さらひめぼたん】

エケベリア属「沙羅姫牡丹【さらひめぼたん】」の紹介です。

和風な名前が付いたハイブリットで…

紅葉が目立つタイプと、余り目立たないタイプがあるようです。

後者のケースでは、わりと地味な葉色となり…

鮮やかなエケベリアと比べると、見劣りを感じてしまうかもしれません。

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◆ Photos

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◆ 基本情報

ベンケイソウ科
エケベリア属
品種名 Sarahimebotan
流通名 沙羅姫牡丹
生育期 秋・春
価格帯 900 円前後
栽培難易度 ★☆☆
増やし方 カット&挿し芽
葉挿し

沙羅姫牡丹は交配種


  • 左)サラゴーサに近い品種
     E. spec. nov. Zaragoza
  • 右)姫牡丹
     E. halbingeri

サラゴーサ系の品種と、姫牡丹(ハルビンゲリ)の交配になります。

沙羅の部分は「サラゴーサ」の先頭2文字に…

漢字を当てはめたものと思われます。

書籍:Guide To Echeveria (p.242)

あまり派手な紅葉はしない

▲ 年間を通してグリーンがメイン

個体によっては紅葉が目立つタイプもあるようですが、

管理人が購入した沙羅姫牡丹は…

あまり紅葉しないタイプのようです。

無肥料と水切れで紅葉するかも?

それでも強引に紅葉させたい場合は、

無肥料で管理して、水切れさせれば紅葉は目立つかもしれません。

育て方の参考記事

※ 種類は異なりますが、成長過程や栽培方法は同様です。

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 ネット販売

日本花キ流通 ピュアリーフ
ストア内検索:沙羅姫牡丹

※ 売り切れの場合あり

◆ 季節の変化

▲ 6月下旬

▲ 8月下旬


▲ 12月上旬

▲ 2月中旬

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◆ Before / After

 購入時の様子

購入日 2020. 4
ポットサイズ 7.5cm
生産者さん ピュアリーフ
購入店 ピュアリーフ(ネット)

 約1年後の様子

10月に購入したので「やや夏顔」の状態です。

サラゴーサらしい細い爪は健在ですが、

やや印象が薄く、名札を無くすと思い出せないかもしれません。

ただ、強健で寒さに強いため、栽培は簡単なタイプになります。

1年間の主な作業

・植替え

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◆ 栽培記録(3年間)

 スタート(10月)

※ 7.5cmほど

12月

2月

4月(開花

6月(植替え

8月

 約1年後(10月)

12月

2月

4月(植替え

※ 7.5cmポット

7月

8月

 約2年後(10月)

12月

2月

4月

6月

8月

 約3年後(10月)

※ 胴切り

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◆ 栽培メモ

1. 胴切り、不発

▲ 剪定後も無反応

▲ 株元の幹が枯れかけていた様子

基本的に胴切りされた親株は、いくつかの脇芽が伸びますが、

幹が傷んでいたり、栄養不足など…

状態が悪いと伸びないケースがあります。

葉挿しも不発

今回は1枚だけ発根しただけで、すべて不発となりました。

あまり不得意そうには感じませんが、

何回か繰り返し試せば、成功率は変わると思います。

挿し穂は残るので安心

まんがいち、親株がダメになって…

さらに葉挿しが全滅しても、

挿し穂まで枯れるケースは滅多にありません。

あまり失敗は気にせずに、胴切りを試して頂ければと思います。

2. サラゴーサ系と同じ


育て方、性質はクスピダータ(サラゴーサ)と同様です。

また「野バラの精」などのサラゴーサ交配種とも同じで…

強健かつ寒さにも強いため、育てやすい品種かと思います。

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◆ 夏と冬の管理目安

 冬の管理(屋外)

弱い
-3℃まで
強い
-5℃まで
とても強い
凍害なし
- -

多肉植物全体で比べると「強い」タイプ。

目安としては「-5℃」までなら、凍害の影響はなし。

これより低下すると、多肉植物によっては…

一部が凍結したり、全体が凍結し枯死する可能性が高まります。

 霜除け & 風除けは必須

屋外での管理では「霜除け&風除け」は必須です。

どちらかが未設置の場合では、上記の管理気温まで耐えられず…

霜害や凍害によるダメージを負いやすくなります。

 梅雨 & 夏の管理

 遮光(20~50%)

 病気・害虫対策

 徒長(水やり)

 雨ざらし・風通し

 高温(猛暑日)

高温・乾燥に強いタイプですが、朝から夕方まで…

丸一日、陽が当たる場合は50%前後の遮光が必要。

水やりは多肉の様子を確認しつつ「量 or 回数」を減らすのが安全です。

雨ざらしはトラブルの原因になりやすい

梅雨~初秋にかけては病気や葉蒸れ、徒長の原因となるため、

雨ざらしの状態を避けるのが無難です。

また、定期的に農薬を散布することで…

病気・害虫の被害も抑えられます。

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ペレスデラロサエ

ラウレンシス(セクンダ)

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2018年の秋から多肉植物を楽しんでいます。これから始める皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。


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