育てやすい普及種「野バラの精」の栽培記録。

この記事は、エケベリア属「野バラの精」の栽培記録です。

育てやすいエケベリアは、いくつもありますが…

「野バラの精」もその1つで、

夏場でも型崩れせず、葉がぎっしりと積み重なります。

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基本情報

グループ ベンケイソウ科エケベリア属 生育期 春・秋
主な流通名 野バラの精 価格帯 330円~550円前後
学名 Echeveria ‘Nobara-no-sei’ 栽培難易度 ★☆☆
増やし方 葉挿し:◎ / 株分け など ネット販売 カクトロコ

 日本生まれの交配種

E.spec nov. Zaragoza × E.derenbergii

※ E.spec nov. Zaragoza の写真は正確ではありませんが、それに近い種だと思います。

右のデレンベルギー(E.derenbergii)は… 静夜のことです。

野バラの精は、日本で初めて作出された交配種です。

ヨーロッパでも、同じ交配で作られたそうですが…

日本の「Negishiさん」のほうが早く発表していたので、

「野バラの精」が正式な栽培品種名となっています。

 International Crassulaceae Network【野バラの精】

 季節の変化

夏 7月~10月頃

1年を通して、それほど色の変化はありません。

冬 11月~6月頃

冬は、若干… 青っぽくなり、

爪の赤色もハッキリと目立ちます。

 野バラの精の花

撮影日:5月上旬

花の色は、デレンベルギー寄りでオレンジ色の花を咲かせます。

 野バラの精の耐寒性(個人調べ)

 「耐寒性・強」屋外管理OK

セーフティ -3℃まで 水分が多めでも、凍結しない目安
リスキー -5℃まで 水分が少なければ、凍結しない目安
フリーズ ?(-7℃以上) おそらく-7℃も耐える

※ 記載した情報は、目安としてお考えください。
※1 なるべく水を控えて、水分が少ない状態で管理しています。
※2 多肉はボックスで囲み霜除けをしています。
※3 年間を通して屋外管理の多肉です。 

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購入時の野バラの精

購入日:2018.11 / 250 円(7.5cm ポット)

園芸店で購入した、カクトロコさんの野バラの精。

デレンベルギーに似ていますが、

全体的なカラーや爪の特徴は、親のサラゴーサに似ています。

 ネットで購入
※ 売り切れの場合あり
 カクトロコ

 購入から約1年後の比較

ロゼットの直径:約9cm

約1年で、ロゼットの大きさは2cm ほど大きくなりました。

また、葉の枚数も増えて、全体的にボリュームアップしています。

葉を重ねて、伸びていく

親のデレンベルギーと同じで、葉を重ねながら伸びてきます。

横から見ても、奇麗なロゼットに仕上げたい場合は、

定期的に、仕立て直したほうが良いと思います。

栽培メモ

❶ 育てやすい強健なエケベリア

「野バラの精」は、丈夫です。

耐寒性、耐暑性も高く、型崩れしにくいので、

手の掛からない多肉植物だと感じます。

❷ 葉挿しの成功率は高い

状態がよいの葉っぱなら… 8割ほどの成功率です。

シワが寄っていたり、寿命を迎える最下段の葉は、成功率が下がります。

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栽培記録

2018-秋・冬/栽培記録

  • 秋 / 野バラの精を購入

秋 シーズン / 2018

11月上旬 「野バラの精」を購入

購入日:2018.11 / 250 円(7.5cm ポット)

店頭に並んでいる時は、これくらいの大きさだと思います。

大きな変化はありませんが…

1年ほど育てれば、立派な株に成長します。

よく見たら… 奥に小さな株が潜んでいました。

エケベリアあるあるです。

冬 シーズン / 2018

※ 写真を撮り忘れました。

2019-春・夏/栽培記録

  • 春 / 開花

春 シーズン / 2019

3月中旬 花芽が伸び始める

▲ 購入から4ヶ月の状態

冬の間もジワジワと成長を続け、かなり立派になりました。

そして、いつの間にか花芽を覗かせています。

子株が苦しそうなので、用土を足して高さ調整

子株が、親株とポットに挟まれてロゼット形が崩れそうなら、

底上げするか… 株分けしておきます。

今回は、前者で… 底に土を足してギリギリまで上げています。

5月中旬 野バラの精 開花

5月上旬… つぼみの状態に

3月から1ヶ月半ほどをかけて大きくなり、つぼみの状態です。

「そろそろ咲くかな?」と思っていても、なかなか咲きません。

そして… 気づいたら咲いている…。 これもエケベリア(多肉植物)あるあるです。

5月中旬:開花

赤い花が咲くと思いきや… オレンジ色でした。

両親ともレッド~オレンジ色の花を咲かせますが、それにしても… ド派手な色です。

5月下旬:続々と咲く

はじめてエケベリアの開花を見たときは、感動すると思います!

見飽きられると… カットされる傾向

花芽は、そのまま成長させて問題ありませんが、

ロゼットが変形したり、栄養を持っていかれるので、スグにカットする場合もあります。

この野バラの精は、全部で5ヵ所から花芽が伸びましたが…

2ヵ所だけ咲かせて… 後はカットしています。

夏 シーズン / 2019

7月上旬 ほぼ… 完成形へ

▲ 購入から約8ヵ月

ロゼットのサイズが8cm ほどになり、これ以上は… 劇的に大きくなりません。

8月下旬 大きな型崩れは無し

野バラの精は、夏場でもデロ~ンと開くこともなく、状態をキープしてくれます。

背は、若干…伸びやすい

親のデレンベルギーのように、若干… 背は伸びやすいです。

横から見ると… ちょっとブサイクなので、

仕立て直してもよいかと思います。

 梅雨&夏 の管理はセオリー通り

  • 遮光50%(※ 梅雨入り~)
  • 風通しのよい場所で
  • 水やりの回数は控えめ(※ 多肉の様子を見て判断)
  • 殺虫・殺菌剤の散布(※ ベニカ、オルトランなど)

野バラの精は、梅雨から夏でも育てやすいと思います。

暑さ、乾燥にも強く… 

水は、控え気味(月1~2回ほど)で管理しても苦にしません。

今年の害虫・病気は無し

アブラムシ、カイガラムシといった害虫は見られませんでした。

 春頃にオルトラン・ベニカの散布をおすすめします

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2019-秋・冬/栽培記録

  • 秋 / 植替え&葉挿し
  • 冬 / 耐寒性チェック

秋 シーズン / 2019

10月中旬 初の、植え替え

まもなく購入から1年が経ちますが… ここで、植え替えを行いました。

根はポットいっぱいに伸びています。

根は、剪定する

根の剪定の仕方は、人によって異なると思います。

今回は、1/3ほどをザックリとカットしました。

カット後は、スグに植え替えても大丈夫ですが…

心配であれば… 1日ほど根を乾燥させてから植替えます。

 ハサミは消毒したほうが安全です

調整して、9cm ポットへ植え替え

▲ 下から2段目までの葉っぱを外す

背を低くしたいので、下の葉2段を、外して植えました。

横からの見た目は… おわん状になってバランスがよくなったと思います。

 葉挿し と 株分け

購入当時から付いていた小さな子株は、

やっと… 別ポットに株分けしました。

それでも、ポットの直径は6cm なので、かなり小さめです。

 葉挿しは、不発

今回… 親株から取った葉は、

シワも多く、寿命を迎える寸前だったので… すべて不発です。

 葉挿しの成功率を上げるには、新鮮な葉を使用します

冬 シーズン / 2019

1月上旬 若干… 葉色が青っぽくなる

夏に比べると、グレーや蒼っぽい葉色になります。

 耐寒性チェック

山梨県の冬の寒さで、野バラの精の耐寒性をチェックします。

  • 多肉はボックスで囲み霜除けをしています。
  • なるべく水を控えて、水分が少ない状態で管理しています。
  • 年間を通して屋外管理の多肉です。

2月中旬 「耐寒性・強」-7℃ でも凍らず

▲ 耐寒性は強い

1月から氷点下が続きはじめ、2月中旬に-7℃を記録しました。

それでも、まったく寒さを寄せ付けない感じがします。

 爪は、ダメージを受けた様子

写真ではわかりずらいのですが…

爪が枯れて、赤色が消えている葉もあるので、

「-7℃」辺りが、限界なのかもしれません。

子株もセーフ

株分けした子株もセーフでした。

野バラの精… 凍結の目安

 「耐寒性・強」屋外管理OK

セーフティ -3℃まで 水分が多めでも、凍結しない目安
リスキー -5℃まで 水分が少なければ、凍結しない目安
フリーズ ?(-7℃以上) おそらく-7℃も耐える

※ 上記の情報は、目安としてお考えください。

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2020-春・夏/栽培記録

  • 春 / 2回目の葉挿し

春 シーズン / 2020

3月下旬 「葉挿し」リトライ

▲ 下2列ほどを取る

今回は、フレッシュな葉っぱを使って「葉挿し」を行います。

ポットから抜かないと奇麗に外せない

▲ ギュウギュウに詰まった葉は取りにくい

野バラの精のような、葉がギッシリと詰まったタイプは…

ポットに植えたままだと外しにくいので、作業の際は抜きます。

それでも… 葉をグラグラと揺さぶって外すことが難しいので、

最初の1、2枚は、葉が折れても仕方がありません。

その後は、スペースができるので外しやすくなります。

下2段を外しても、ボリューミーなロゼットを維持

▲ 葉挿し用の葉を外したら、ポットに戻す

葉の枚数も多いので、下から2段までを外しても、

見た目の印象は、さほど変わりません。

4月中旬 「発芽 & 発根」 を確認

▲ 2週間ほどで 発根 or 発芽

やはり… 葉挿しには、

状態の良い葉っぱを使うのがおすすめです。

 葉挿しの葉っぱは、日陰に置いて管理します

グラプトペタルム属は、古い葉でもイケることもある

ブロンズ姫や朧月、秋麗など…

グラプトペタルム属やグラプトセダム属は、

ちょっとシワが寄っていても、葉挿しが成功します。

5月下旬 8割が成功

▲ 葉を取ってから、約2ヵ月の様子

発根した根の様子を観ながらですが…

土に植えず、2ヵ月ほど放置しても大丈夫です。

 根が乾いてチリチリになりそうなら、早めに植えます

▲ 今回の成功率は80%

発根が先行しても… 発芽が先行しても…

1ヵ月もあれば、両方が揃います。

片方しか生えないこともよくありますが…

野バラの精は、約8割が成功しました。

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100均の木箱に植える

植える容器は、下に穴が空いていれば何でもよいのですが…

高さは3~5cm あれば十分です。

伸びた根っこが埋まるように、植えていきます。

屋外へ移動 & 水やり開始

ここから、屋外管理へ移行です。

遮光しながら… 日光に慣れさせます。

水やりは、元の葉っぱに水分が残っているうちは不要ですが、

根っこの乾燥を防止するために、与えています。

6月下旬 順調に成長

根も十分に張って、

特に問題もなく元気に育っています。

8月下旬 野バラの精らしく成長

▲ ロゼットのサイズは1.5cm ほど

親株に比べると… ミニミニサイズですが、

姿カタチは、野バラの精です。

夏は、しっかりと遮光を続ければ、子株も、それなりに大きく育ちます。

分頭もしやすい

頭が2つに別れることも、そこそこあります。

これは、モンスト状態

この苗は、分頭どころではなく…

頭が5つほど確認でき、360度どこから見ても成長点が見えます。

 モンストとは…モンストローサの略

モンストローサとは…

分頭を繰り返すことを指し、石化【セキカ / セッカ】とも呼ばれます。

クリスタータ…は帯状に成長点が増える

モンストとは別に… 成長点が帯状に連なる現象は、

クリスタータ… 略してクリストと呼ばれ、綴化【セッカ / テッカ】とも呼ばれています。

最終更新 2020.8

親株は、ほどんど動きはなし

▲ 撮影日:8月下旬

春には、再びオレンジ色の花を咲かせ、

2回目の夏も、病害虫には見舞われず…

相変わらずの強健っぷりで育っています。

 秋には、再度…葉挿しで増やしてもいいくらいです

1ポット購入すれば、1年後には量産できる

野バラの精は、葉の枚数も多く…

葉挿しが成功しやすいエケベリアです。

購入から1年もすれば、だいぶ大きくなるので、

葉挿し用の葉っぱを供給する親株として、長く活躍できると思います。

・・・
・・

 To Be Continued

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2018年の秋から多肉植物を楽しんでいます。これから始める皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。



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