多肉植物の栽培では…
欠かすことの出来ない重要なポイントが1つあります。
それは、タイトルにもあるように…
「日照時間の有無」です。
多肉植物は、日陰での栽培は不向きですので、
まずは、陽が当たるスペースの有無をチェックします。
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◆ 陽当たり、最優先
多肉植物は、日陰でも耐えられることも多い観葉植物とは違い…
陽に当てて育てる植物です。
そのぶん、秋になると紅葉し…
赤や黄色、紫といったカラーバリエーションを楽しめます。
日照時間の確認は、最優先
多肉植物の栽培を始めるなら、
「陽当たり & 日照時間」を確認しておかなければなりません。
もし… お住いの敷地内で、下記の条件に当てはまってしまうと、
育てられる多肉植物に限りがでてきます。
- ぜんぜん陽が当たらない…
- 1日の日照時間が、2時間くらいしかない…
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いかがでしょうか?
梅雨や台風シーズンを除き…
日照時間はキープできそうでしょうか?
ぜひ、多肉植物を購入する前に、下調べをしてみてください。
◆ 陽当たりを好む、多肉植物
▲ 桃太郎【エケベリア属】
▲ 乙女心【セダム属】
全体的に多肉植物は、陽当たりを好みます。
人気の「エケベリア属」や「セダム属」といったグループも、
陽当たりを好みますので、日照時間の確保が大切です。
日照時間は… 4時間ほど欲しい…
くもりを除き、晴天の場合なら…
「1日で最低、4時間ほど」の日光浴が欲しいところです。
恐らくですが、
「午前 or 午後」のどちらかに陽が当たっていれば、大丈夫だと思います。
【補足】日陰が好きなグループもある
▲ ハルオチア属 十二の巻
多くの多肉植物は、陽当たりを好みますが…
ハルオチア属というグループは、
直射日光を避けて栽培します。
日陰や明るい場所でないと… 上手く育ちません。
グリーンネックレスも、直射日光を嫌う多肉植物
▲ グリーンネックレス【セネシオ属】
よく目にするグリーンネックレスですが、
これも、太陽が直接当たらない…
明るい場所や日陰が適しています。
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上記のように、
日陰を好むグループもありますが、
少数なので… 基本的に陽当たりの良い場所が求められます。
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◆ 日照不足による、生理障害
多肉植物は、日照不足でも育たないことはないのですが…
本来のパフォーマンスは発揮できず、
栽培の難度だけが上がってしまいます。
❶ 徒長【とちょう】
左:正常 / 右: 徒長状態
上の写真は、どちらも同じ多肉植物ですが…
まるっきり外見が異なり、
右の状態は徒長【とちょう】と呼ばれます。
徒長【とちょう】とは…?
徒長とは… 光を求めて、
葉や茎が極端に伸びてしまう現象です。
水やりを控える事で、
ある程度コントロールできますが…
日照時間が長いほど、徒長しにくく… 管理も簡単になります。
❷ 紅葉しない(発色が弱い)
▲ サンライズマム【セダム属】
どちらも同じサンライズマムですが…
通常は秋頃から紅葉を始めます。
ですが、右のポットは日照不足により…
夏と変わらずグリーン一色状態です。
紅葉には、日照時間が必要
多肉植物の紅葉も、
イチョウなど… 他の樹木と同様に、
気温の低下や日照時間が、影響を与えます。
◆ まとめ
最後のまとめになりますが、
多肉が持つ、本来のフォルムや紅葉を楽しむには、
陽当たり(日照時間)は、必須条件となります。
デッドスペースには、不向き
室内や屋外でも… 常に日陰になって、
空いているスペースがあるかと思いますが、
ここで、多肉植物は奇麗に育ちません。
インテリアとしても向かない
部屋の中に、赤や黄色の多肉植物を飾れれば、
オシャレな空間になりますが、
長期にわたって、置き続けることは難しいので、
短期のスポット的な使い方になります。
日照時間が確保できて、
スタートライン
多肉植物は、紅葉を楽しめ…
季節感を感じるられる植物ですが、
その為には、自然と同じような栽培環境が求められます。
「陽が当たる場所 = 栽培スペース」
多肉の陽当たりは、立地的に難しい問題です。
「陽が当たる場所 = 栽培スペース」になりますので、
そのあたりも考えつつ、管理する多肉の数を決める必要があります。
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