エケベリア属「レモンベリー」の紹介です。
全体の印象としてはストロベリーアイスや…
ラズベリーアイスと同じタイプになります。
名前のレモンっぽさは、まったく感じられませんが、
エッジのピンクが特徴で、季節によって葉色が変わりやすい品種です。
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◆ Photos
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◆ 基本情報
| 科 | ベンケイソウ科 |
|---|---|
| 属 | エケベリア属 |
| 品種名 | Lemonberry |
| 流通名 | レモンベリー |
| - |
| 生育期 | 秋・春 |
|---|---|
| 価格帯 | 800 円前後 |
| 栽培難易度 | ★☆☆ |
| 増やし方 | 剪定&挿し芽 |
| 葉挿し |
レモンベリーは交配種

▲ ストロベリーアイス

▲ ラズベリーアイス
詳細は不明ですが、ストロベリーアイスや…
ラズベリーアイスと同じ系統で、
元の親となるエレガンス{月影}の特徴が目立つ交配種です。
育て方や性質は、エレガンスと同じ
なんとかベリーという名前のエケベリアは、
ほとんどエレガンスの交配種になると思います。
そのため、強健で寒さに強く、育てやすいタイプです。
育て方の参考記事
※ 種類は異なりますが、成長過程や栽培方法は同様です。
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ネット販売
※ 売り切れの場合あり
◆ 季節の変化
夏
▲ 7月上旬
▲ 8月下旬
冬
▲ 12月下旬
▲ 2月中旬
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◆ Before / After
購入時の様子


| 購入日 | 2021. 2 |
|---|---|
| ポットサイズ | 7.5cm |
| 販売 or 生産者さん | ピュアリーフ |
| 購入店 | ピュアリーフ(ネット) |
約1年後の様子


2月に購入したので「冬顔」の状態です。
エレガンス交配種は寒さに強く、-5℃を切っても耐えられますが、
低温障害で葉色の赤みが抜けてしまいます。
そのため、同じ2月でもエッジの赤色が目立つ年もあれば、
色が抜けて、淡いグレーに見える場合もあります。
1年間の主な作業
・植替え
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◆ 栽培記録(3年間)
スタート(2月)


※ 7.5cm
4月(開花)


5月(植替え)


6月

8月

10月

12月

約1年後(2月)


5月(鉢増し)


※ 葉の傷は、ただの外傷
7月

8月

9月(葉挿し)


※ 2枚だけ成功
10月

12月

約2年後(2月)


4月(株分け)


6月

8月

10月

12月

約3年後(2月)


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◆ 栽培メモ
1 葉が伸長したら仕方なし


▲ 8月の様子
多肉植物の美観を保つには、余計な徒長や葉の伸長を抑えることが重要です。
抑えるには、日照不足になりそうだったら…
水やりを控えて調整するのですが、
なかには水を与え過ぎて、ロゼットが広がってしまう場合もあります。
冬まで待とう

▲ 10月の様子

▲ 12月の様子
ロゼットが広がってしまっても、
冬になれば中心から、徐々に丸まってきます。
外側が最も後になるので、あまりにも葉を伸長させると、
丸まりきらずに残ってしまいます。
また、10月くらいでは、まだまだ暖かいので丸まる気配はありません。
葉挿しに回してもOK


広がってしまったら、葉挿しに回すのもOKです。
ただ、何でも成功する訳ではなく…
葉挿しが苦手な多肉もありますので、すべて失敗する可能性もあります。
ちなみにレモンベリーは、
トータルすると5割ほどの成功率かと思います。
2 脇芽は付きやすい

レモンベリーの先祖はエレガンスになるので、
脇芽が付きやすいタイプになります。
株元(下側)だったらラッキー


脇芽の付く場所が、ロゼットの下側のだったら…
取り除くのも簡単で、その後も親株のフォルムは崩れません。
中間から伸びると崩れる


もし、上の写真のエケベリアのように…
中間から脇芽が伸びてきてしまうと、
その脇芽に押されて、親株のフォルムは崩れてしまいます。
脇芽が伸びる位置は、交配種によって異なりますので、
崩れてしまったら、胴切りを行って整えるしかありません。
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◆ 夏と冬の管理目安
冬の管理(屋外)
| 弱い -3℃まで |
強い -5℃まで |
とても強い 凍害なし |
|---|---|---|
| - | 〇 | - |
多肉植物全体で比べると「強い」タイプ。
目安としては「-5℃」までなら、凍害の影響はなし。
これより低下すると、多肉植物によっては…
一部が凍結したり、全体が凍結し枯死する可能性が高まります。
霜除け & 風除けは必須
屋外での管理では「霜除け&風除け」は必須です。
どちらかが未設置の場合では、上記の管理気温まで耐えられず…
霜害や凍害によるダメージを負いやすくなります。
梅雨 & 夏の管理
遮光(20~50%)
病気・害虫対策
徒長(水やり)
雨ざらし・風通し
高温(猛暑日)
高温・乾燥に強いタイプですが、朝から夕方まで…
丸一日、陽が当たる場合は50%前後の遮光が必要。
水やりは多肉の様子を確認しつつ「量 or 回数」を減らすのが安全です。
雨ざらしはトラブルの原因になりやすい
梅雨~初秋にかけては病気や葉蒸れ、徒長の原因となるため、
雨ざらしの状態を避けるのが無難です。
また、定期的に農薬を散布することで…
病気・害虫の被害も抑えられます。
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