エケベリア属「アリエル」の紹介です。
ラウリンゼやシャンペーンのような…
ラウイ交配種になると思いますが、ピンク色に紅葉するのが特徴的です。
日照時間と気温によって、発色具合が左右されるようで、
紅葉のピークは、通常の多肉とは異なり「春・秋」がメインになります。
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◆ Photos
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◆ 基本情報
| 科 | ベンケイソウ科 |
|---|---|
| 属 | エケベリア属 |
| 品種名 | Ariel |
| 流通名 | アリエル |
| － |
| 生育期 | 秋・春 |
|---|---|
| 価格帯 | 800 円前後 |
| 栽培難易度 | ★☆☆ |
| 増やし方 | 剪定＆挿し芽 |
| 葉挿し |
アリエルは交配種
▲ ラウイ
詳細は不明ですが、フォルムの印象としては…
ラウイがベースで、ピンク系の紅葉が特徴です。
同じような交配種としては、
シャンペーンやラウリンゼ、モンローが該当します。
育て方はラウイ交配種と同様
▲ ラウリンゼ
アリエルの育て方は、ラウイやラウリンゼなどのラウイ交配種と同じです。
性質や耐寒性も、だいたい同様ですので、
－３℃より下がるような、厳しい寒さには注意します。
育て方の参考記事
※ 種類は異なりますが、成長過程や栽培方法は同様です。
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ネット販売
| 多肉専門VERVE | るる農園 |
| ストア内検索：アリエル | |
※ 売り切れの場合あり
◆ 季節の変化
夏
▲ ７月上旬
▲ ８月下旬
冬
▲ 12月上旬
▲ ２月中旬
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◆ Before / After
購入時の様子
| 購入日 | 2020. 11 |
|---|---|
| ポットサイズ | 7.5cm |
| 販売 or 生産者さん | 日本花キ流通 |
| 購入店 | 日本花キ流通（ネット） |
約１年後の様子
11月に購入したので「やや冬顔」の状態ですが、
アリエルは陽射しの加減で、紅葉が変わりやすいタイプです。
そのため、冬よりも「春・秋」が綺麗に発色します。
また、あまり寒さには強くないため、
全損までは枯れないものの、凍害の具合によっては…
葉が変形して育ち、入れ替わるまでは後遺症のように残ってしまいます。
１年間の主な作業
・植替え
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◆ 栽培記録（３年間）
スタート（11月）
※ 7.5cm
２月（凍害）
※ 小ダメージ
６月
８月
９月（植替え）
約１年後（11月）
12月
２月（凍害）
※ 小ダメージ
４月
５月（葉挿し）
葉挿しは、発芽した際の写真を取り忘れてしまいました。
２～３枚ほど成功しています。
７月
８月
約２年後（10月）
12月
２月
４月
６月
８月
約３年後（10月）
12月
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◆ 栽培メモ
１ 凍害に注意
▲ ２月の様子
▲ ６月の様子
ラウイやラウイ交配種に多いのが、凍害後の後遺症です。
一見、ダメージを負っていなさそう見えても、
その後から、葉が変形してボコボコした感じで育ちます。
解消するには、葉の入れ替えを待つしかありません。
また、葉挿しに回してしまうのもＯＫです。
葉挿しの成功率は、並くらい
得意という訳ではなさそうですが、
すべて失敗することもなさそうです。
栄養状態にもよりますが、５０％ほど成功すれば御の字かと思います。
２ 葉挿しの葉の成長
▲ ２２年５月
▲ ２３年１０月
発芽した後、プラグトレイに植えつけてから…
１年半ほど経過した状態です。
サイズアップを狙って栽培する場合は、植え付けから…
６～１２ヵ月を目安に、より大きなポットに植え変えますが、
そのまま、プラグトレイで管理しても大丈夫です。
植え替えないメリット
植え替えないメリットは、大きく育ち過ぎないことです。
予備としてキープしたい場合に重宝するため、
プラグトレイのまま、２年も３年も放置するケースは多々あると思います。
また、小型のままだと省エネで活動できるらしく、
水やりだけでキープできます。
もし、途中からサイズアップさせたいと思ったら、
肥料入りの土を使い、少しサイズの大きいポットに植え替えればＯＫです。
３ ラウイ交配種と同じ
育て方、性質はラウイやラウイ交配種と同様です。
寒さにはあまり強くないため、
美観を保つためにも、寒波には注意して管理します。
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◆ 夏と冬の管理目安
冬の管理（屋外）
| 弱い －３℃まで |
強い －５℃まで |
とても強い 凍害なし |
|---|---|---|
| 〇 | - | - |
多肉植物全体で比べると「弱い」タイプ。
目安としては「－３℃」までなら、凍害の影響はなし。
－５℃まで下がると一部で凍結がみられ…
－７℃では全体が凍結し、再起不能かと思います。
霜除け ＆ 風除けは必須
屋外での管理では「霜除け＆風除け」は必須です。
どちらかが未設置の場合では、上記の管理気温まで耐えられず…
霜害や凍害によるダメージを負いやすくなります。
梅雨 ＆ 夏の管理
遮光（20～50％）
病気・害虫対策
徒長（水やり）
雨ざらし・風通し
高温（猛暑日）
高温・乾燥に強いタイプですが、朝から夕方まで…
丸一日、陽が当たる場合は50％前後の遮光が必要。
水やりは多肉の様子を確認しつつ「量 or 回数」を減らすのが安全です。
雨ざらしはトラブルの原因になりやすい
梅雨～初秋にかけては病気や葉蒸れ、徒長の原因となるため、
雨ざらしの状態を避けるのが無難です。
また、定期的に農薬を散布することで…
病気・害虫の被害も抑えられます。
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