こんにちは! イチクラです。
この記事では、多肉植物を育てる前に「知っておけば… よかったなぁ~」と思った情報を、まとめてみました。
僕自身… まだまだ初心者ですが、購入・管理などの経験から、気づいたことをピックアップしてみます。
多肉植物は、意外と面倒くさいヤツだった
何が面倒くさかったかというと、管理面です。
僕は、最初… ガラスなどの容器の中に植物を植えて楽しむ「テラリウム」という観賞方法を、たまたま本屋で知りました。
これが… またオシャレなんですね!
その容器の中にいれる植物に、多肉植物が紹介されていて、それが多肉植物との出会いでした。
日光に長時間… 当てないとダメだ… と判明
ひとまず、テラリウム用に用土とかビンなんかを買ってみました。
そして、肝心の多肉植物のほうを、よくよく調べてみると…
なんと「太陽をたくさん浴びせなくていけない!」とのこと。
観葉植物のように、室内で育てられるとばかり思っていたので、出鼻をくじかれる結果となりました。
もう… この時点で、面倒くさそうな雰囲気が漂ってきました。
エアプランツとかコケなんかは、テラリウムに向いていると思います。
徒長(とちょう)という現象で、
多肉植物のカタチがブサイクになる
植物初心者の僕は「茎や葉が伸びれば… 伸びるだけ… 成長だ!」と思っていましたが、実はそうではありませんでした。
日光不足や水のやりすぎで、茎だけが太陽を求めスルスルと伸びていく徒長(とちょう)という現象が起こります。
初心者は、比べないと分からない
下の写真は、どちらもセダム属の「春萌」という多肉植物です。
比べてみると… 徒長の凄まじさが一発でわかると思います。
ホームセンターの多肉コーナーによくある、徒長したパターン
専門店・園芸店で売られているパターン
「これ、本当に同じ植物?」と疑ってしまうくらい、別モノになっちゃっています。
生産者は同じカクトロコさんですが、出荷前は下の写真だったはずです。
それが、ホームセンターの店頭に並ぶと、だんだん… 徒長していってしまいます。
しかし、初見では、徒長していてもブサイクだと余り思いません。「そういうものなんだ…」と思ってしまいます。
先に知っていれば、徒長した多肉に手を伸ばすことはありません。
多肉植物は、屋外がベスト
僕は、本当は… 室内で育てたかったのですが、徒長という壁には勝てず屋外で育てることになりました。
(※ それほど、日光を必要としないハルオチアというグループの多肉植物もあります。)
最初は、面倒くさがり屋を十二分に発揮し、このように窓の外に多肉を吊るして、日光を確保していました。
ですが、多肉の数が増えてくると、この窓際から卒業しなくてはなりません。
多肉植物を観るのに「いちいち… 外に出たり入ったりするのか~」と面倒に感じられましたが、意外と慣れてしまいました。
なので、案外… 楽しく育てられるかもしれません。
高温・多湿がダメ!
寒すぎるも、ダメ!!
日光浴が必項だというのは解りました…。
ですが… 今度は「高温多湿」と「氷点下」に激弱い… という事実を知ることになります。
なので、枯らしやすい季節は、真夏と真冬になります。
対策 or 人力が必要
その辺りの樹木や草花のように、フルオートで育ってくれるかと思っていましたが、現実は… そう甘くはありませんでした。
多肉の数や鉢が増えてくると大変
夏は遮光して、極力… 雨に打たれないよう屋根を付けたり、冬は冬で… 氷点下になる場所や霜に当たる場所には置くことができません。
どちらかに耐性がある多肉植物もありますが、枯らさずに保つには雨よけや棚などを作り、環境を整備する必要があります。
もしくは、季節や天候により、自分で多肉を… せっせと移動させる手間が発生します。
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それでも… 多肉植物には、
他の植物にはない魅力がある
正直… 多肉植物を徒長させずに育て続けるというのは、意外と面倒だと思います。
国外の環境に適した植物を、無理やり日本で育てる訳ですから、それ相応の手間暇がかかってしまうのは仕方ありません。
しかし、日本にはない… ユニークなカタチの植物を、1年中… 眺められる楽しさは、多肉ならではです。
趣味としてのコストは、安めだと思う
趣味としてのコストは、かなり安いほうだと思います。
多肉植物の値段はピンキリですが、上の写真に載っているベンケイソウ科の多肉植物は250円~600円前後で購入できます。
他には、鉢と用土くらいが消耗品となります。
オシャレな鉢は、意外と高い
プラスチックや茶色の素焼き鉢は安いのですが、デザインされたオシャレな鉢は高くなる傾向にあります。
鉢にも、こだわりがあると全体のコストは上昇しますが、それでも… 一年中…楽しめ趣味としては安あがりではないでしょうか。
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多肉専門店が、
近くにあるほうがメリット大
最後に… 意外と重要なネタになります。
今や多肉植物は、ネットでも簡単に購入できる時代ですが、実店舗に置いてある多肉を観察できたほうが勉強になると感じました。
多肉専門店まではいかずとも、屋外に置かれている園芸店を見つけられればラッキーです。
特に、初心者にとっては影響が大きいと思います。
メリット
実店舗が近くにあると、様々なメリットがありますので紹介します。
未知の多肉植物と出会える
これは… 本屋さんにフラッと入ると、意外と良書に出会えるのと一緒です。
ネットだけですと、入ってくる情報に限りがあったり… 偏ってしまいがちです。
ですが、実店舗に行くことができれば、未知の多肉を発見し、手に入れられる確率もあがります。
また、ネット価格と比較することも容易で「実店舗のほうが、はるかに安い!」といったことも多々あります。
栽培環境がわかる
お店に入ると、様々な多肉植物が並んでいますが、すべて同じで環境で管理されていません。
直射日光に当たっている多肉もあれば、白い寒冷紗で遮光された多肉… 黒い寒冷紗で遮光された多肉…
そして、ほとんど日陰の多肉… と、グループによって別々の管理がなされています。
こういった環境を自分の目で確認できると、自宅での環境作りにも生かせるはずです。
同じ品種の多肉がいくつか並んでいるので、比べることができる
中には… 1点モノの多肉も販売される思いますが、基本… 5つ以上は、同じ品種の多肉が並んでいると思います。
なので、店頭に並んだ時点では、その中から比べてチョイスすることができます。
すべて同じ状態ならよいのですが、カタチがブサイクであったり、脇芽や子株の有無も影響します。
もし… 1つだけ残っていたら、長い間… 売れ残った商品かもしれません。
このように、実店舗は… 現物を確認したり、同品種を比較できることがメリットになります。
単純に… 楽しい!
近くにあれば、毎日… 行きたくなります。
ぐるぐると店内を回っているだけで、あっという間に時間が過ぎ去っています。
入荷日や店頭に並んだ日に行ければ、好みの苗もゲットしやすいですしね!
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まとめると…
- 多くの多肉植物にとって日照時間は大切
- 多肉の数や鉢が増えると、管理するのが大変
- 多肉専門店や園芸店が近くにあると、メリットが大きい
そして、「管理は意外と面倒くさい!」ということです。
なので、多肉を取り扱う店舗が少なかったり、存在すら知らない人が多いのかな… と思ったりもします。