この記事では…
ブログ管理人の環境づくり【冬・仕様】と、
管理場所の気温・水やりなどを紹介します。
また、参考としまして…
ストーブを使用した実例も、合せて掲載します。
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◆ 外観の様子
小屋を造り、その中に多肉植物を収めています。
細部は、だいぶ雑ですが…
そこそこの断熱効果は保てています。
小屋のサイズ
奥行:260 cm
幅 :180 cm
高さ:100 cm
冬は、3つの形態で管理
冬の場合では… 屋根付きの小屋であっても、
夜間は氷点下になるので、
3つの形態で対応しています。
❶ 夜間モード
日中に撮影していますが…
冷え込みが厳しくなる、夜から朝までの状態です。
全面をシートなどで覆い、
なるべく外気を遮断し、内部の保温に努めています。
断熱材は、2種類
断熱材として… 市販の「ビニールシート」と、
「ポリカーボネート」という板を使用しています。
前者はハメ殺し状態で… 後者は、取り外しが可能です。
断熱材の詳細は、こちら
ビニールシートは、0.1mm の薄いタイプ。
これでも、しっかりと止めていれば、
並の突風くらいでは破れません。
ポリカーボネートは、プラダンに似ていますが、
耐候性があり… 陽に当てて続けてもOKです。
プラダンは耐候性が弱く、屋外では砕けやすくなります。
(実際のサイズは、1820mm × 910mm)
ホームセンターでも購入できる普通の商品です
保温効果・最低気温
最低気温は、小屋の内外で異なるので、
冬季の気温帯を、それぞれ紹介します。
最低:気温帯 | |
---|---|
❶ 外側 | 0℃ ~ -6℃ |
❷ 内側 | 1℃ ~ -3℃ |
小屋の断熱効果は、約3℃
外の最低気温が「-5℃」の場合…
内部は「-2℃」になっており、
平均して、約3℃の保温が効いています。
現状… 寒波以外の日では、小屋の保温だけで凍結を防げています。
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❷ 日中モード
7時を過ぎれば、凍結の心配はないので…
扉にしているポリカーボネートを外します。
1日中…「雨 or くもり」の場合は、閉めっ放しです。
収納していた多肉を、スライド展開
ひな壇の空きスペースも、できる限り活用し、
多肉植物を詰め込んでいます。
夜間モードから、日中モードへの移行は2分ほどで完了
❸ 寒波モード
▲ 撮影の為、ポリカ(扉)は外しています
強烈な寒波がやってくると…
外気の遮断だけでは、危険な場合もあるので、
内部に仕込んだストーブを使用します。
電池で点火できるタイプ
電池で点火できる、電源不要のストーブです。
細かな機能は付いていないので、
バッテリー式のサーキュレーターで空気を拡散させています。
照明の機能もあり、そこそこ重宝します。
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◆ ストーブの稼働状況
冬季の使用回数
日数 / 1ヶ月 | 時間 / 1日 | |
---|---|---|
● 12月 | 3日 | 1.5 ~ 4時間 |
● 1月 | 6日 | 1.5 ~ 4時間 |
● 2月 | 6日 | 1.5 ~ 4時間 |
管理人の小屋の場合では、
ストーブの出番は少な目で…
12月~2月の期間でも、15回前後の稼働となります。
灯油代は3ヶ月間のトータルで「2,000円」ほど
使用する時間・時間帯
「21時 ~ 25時」の間で「1.5 ~ 4時間」。
2時間ほどの使用が多く、
寒さが厳しそうな雰囲気では… 4時間の稼働となります。
できたら… 3時前後に使いたい
理想の使用時間は、3時前後になりますが、
早起きは、ちょっと厳しいので…
寝る前に使って、朝まで耐えてもらいます。
もし… 22時くらいで「-2℃」まで下がっていたら、
夜から朝まで、付けっ放しにすると思います。
ストーブの効果(事例)
時間 | 内気温 | 外気温 |
---|---|---|
21:00 | 1 ℃ | -3 ℃ |
1:00 | 7 ℃ | -4 ℃ |
3:10 | 1 ℃ | -4 ℃ |
3:50 | 0 ℃ | -4 ℃ |
6:50 | -2.2 ℃ | -5 ℃ |
21時にストーブを点火して、4時間後の1時に消化。
4時間の連続使用で「6℃」上昇。
ストーブと温度計の距離は、2.5m
状況によって、大きく異なる
上のデータは、一つの例になります。
小屋のサイズやストーブの出力…
外気温よっても、大きく気温は変動します。
気温差が多いと、気温の低下も早い
今回は4時間かけて、6℃上昇させましたが、
消化後、2時間で戻っています。
「0℃」付近まで下がると…
外気温との差が縮めるため、気温の低下は鈍ります。
そして、最低気温「-2.2℃」で落ち着きますが、
外気温が「-5℃」なので、小屋自体の保温効果だと思われます。
天気予報や、夜の気温を参考に稼働させる
この日は「-7℃」の予報でしたが、
実際は、そこまで下がらず「-5℃」でした。
結果論になりますが…
ストーブを使用しなくても、凍結する可能性は低かったと思います。
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【まとめ】どこまで、栽培を広げるか?
基本的に… 冬の間は、室内に移動させたほうが確実です。
ですが、多肉を増やしたら…
屋外管理に移行せざるを得えません。
そうなると… 今度は、凍害などの悩みが生まれてきます。
屋外管理のポイントは
「-3℃」までを死守する事
▲ 最低気温は「-2.7℃」
上のグラフは、小屋内部の…1日毎の温度変化です。
寒さに弱い多肉も含まれている為、
「-3℃」より下がらないよう注意しています。
もし「-4℃…-5℃」まで下がると、
寒さに弱めの品種は、高確率でダメージを負います。
どんな多肉も凍結させたくない場合は、
-3℃までに抑えることが重要となります。
エケベリア属の多くは「-5℃」でも耐えられます
屋外管理には、準備が必要
実際… 最低気温を「-3℃」までに抑えるには、
保温が効く小屋を造ったり、
ビニール温室を購入するしかありません。
それでも厳しいことがあるので…
絶対に凍結させたくない場合は、ストーブも必要になってきます。
時間や資金、付き合い方と相談して進める
多肉の管理は、数が増えると大変です。
「それでも大丈夫」という人は…
屋外管理も含め、色々とチャレンジして頂き、
「手間なく奇麗に育てたい」という人は…
設備に投資するか、
少数精鋭を目指すのがベストかと思います。
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◆ 陽当たり / 水やり
多肉の置き場所によって異なりますが、
晴天での1日で…
5時間 ~ 7時間ほどの日照になります。
4時間ほどあれば、紅葉の条件を満たす
4時間ほどの陽当たりなら、
どんな多肉でも、
紅葉する為の日照時間は足りると感じます。
遮光具合
12月~3月ほどは、遮光0%です。
屋根の下では、ポリカのぶんで、少し遮光される程度となります。
夏との比較
遮光を行う必要はないので、
寒冷紗などの、遮光グッズは取り外しています。
水やりは、10日に1回ほど
日照時間や、苗のサイズによって異なりますが、
7日 ~ 14日に1回、たっぷりと与えています。
葉挿し苗や、陽当たりが特に良い場所では…
水やりの間隔が短くなります。
凍結が心配なら、日程の変更も必要
屋外管理で凍結が心配な場合、
天気予報を確認しながら、
最低気温が「0℃」以上の日を狙って水を与えます。
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◆ 冬顔の様子
最後に、小屋の中の多肉植物を紹介します。
以上、管理人の環境づくり「冬仕様」編でした。