エケベリア属「ラウィータ」の紹介です。

ラウィータは、なんだか聞いたことのあるような…

ないような響きですが、有名な人気品種ラウリンゼと兄弟関係になります。

そのため、フォルムや葉色、性質もそっくりで、

同じように栽培することが可能です。

・・・
・・
・

スポンサーサイト

◆　Photos

・・・
・・
・

◆　基本情報

ラウィータは交配種

• 左）ラウイ
  　E. laui
• 右）コロラータ
  　E. colorata

---

詳細は不明ですが、名前と見た目からすると…

ラウイとコロラータになると思います。

ラウリンゼと、ほぼ同じ

▲　ラウリンゼ

ラウリンゼは、ラウイとリンゼアナの交配になります。

リンゼアナは、コロラータのバリエーションの１つですので、

見分けが付かないくらい似ています。

そのため、ラウィータでもラウリンゼでも、だいたい同じ顔に育ちます。

育て方の参考記事

※　種類は異なりますが、成長過程や栽培方法は同様です。

・・・
・・
・

　ネット販売

※　売り切れの場合あり

◆　季節の変化

▲　４月上旬

▲　８月下旬

---

▲　10月下旬

▲　２月中旬

・・・
・・
・

スポンサーサイト

◆　Before / After

　購入時の様子

　約１年後の様子

12月に購入したので「冬顔」の状態です。

購入時の状態は、葉挿しなどで育てられた若い苗のため、

ラウィータらしい特徴は感じられません。

ですが、このような苗でも半年から１年ほど経てば、

パウダーで覆われた綺麗な苗に育ちます。

１年間の主な作業

・植替え

・・・
・・
・

◆　栽培記録（３年間）

　スタート（11月）

※　7.5cm

１月（凍害）

※　中ダメージ

６月

８月

９月（植替え）

　約１年後（12月）

２月

４月

５月（葉挿し）

※　２/５で成功

８月

10月

　約２年後（12月）

２月

４月

５月（胴切り）

８月

10月

　約３年後（２月）

・・・
・・
・

スポンサーサイト

◆　栽培メモ

１　寒の戻りに注意

春を感じる３月になっても、やってしまうのが凍害です。

０℃を切る日も少なくなって油断していると…

寒さに弱いタイプの多肉は、

枯れないまでも、葉にダメージを負っています。

屋外での放置すると、霜で傷む

例えば、最低気温が「－３℃」でも、

軒下やシートなどが被せてあれば、凍害はありません。

ですが、何も覆われずに、霜に当たりっ放しで朝を迎えると、

葉が変色していたり、紅葉が冷めてしまっています。

　霜の有無は、とても重要

霜が降りそうな日は、前日から晴天で…

翌朝の最低気温が、０℃以下の場合が多いと感じます。

同じ気温でも、霜の有無で凍害には差が発生するので、

寒さに弱い多肉だけは、室内へ移動するか、

シートをかけておくのが安全です。

２　育て方はラウリンゼと同じ

性質や育て方は、ラウリンゼやモンローと同様です。

これらを含め、ラウイ交配種は…

強烈な寒さを苦手としているため、

冬の管理には注意して育ててください。

紅葉具合は、違うかも？

後ろの２つがラウリンゼとモンローで、手前がラウィータです。

フォルムはだいたい一緒ですが、

紫色に紅葉しやすいのはラウリンゼで、

ブルー寄りの葉色を保つのが、ラウィータっぽい感じがします。

ただ、肥料の具合や天候も影響するため、

平均すると、同じ雰囲気になるのかもしれません。

・・・
・・
・

◆　夏と冬の管理目安

　冬の管理（屋外）

弱い －３℃まで	強い －５℃まで	とても強い 凍害なし
〇	-	-

多肉植物全体で比べると「弱い」タイプ。

目安としては「－３℃」までなら、凍害の影響はなし。

－５℃まで下がると一部で凍結がみられ…

－７℃では全体が凍結し、再起不能かと思います。

　霜除け ＆ 風除けは必須

屋外での管理では「霜除け＆風除け」は必須です。

どちらかが未設置の場合では、上記の管理気温まで耐えられず…

霜害や凍害によるダメージを負いやすくなります。

　梅雨 ＆ 夏の管理

高温・乾燥に強いタイプですが、朝から夕方まで…

丸一日、陽が当たる場合は50％前後の遮光が必要。

水やりは多肉の様子を確認しつつ「量 or 回数」を減らすのが安全です。

雨ざらしはトラブルの原因になりやすい

梅雨～初秋にかけては病気や葉蒸れ、徒長の原因となるため、

雨ざらしの状態を避けるのが無難です。

また、定期的に農薬を散布することで…

病気・害虫の被害も抑えられます。

・・・
・・
・

---