プリンセスパール

エケベリア属「プリンセスパール」の紹介です。

数あるフリル系交配種の1つで…

葉牡丹の肉厚バージョンに見えなくもありません。

夏は葉が伸びやすく、苦戦しやすいタイプですが、

栽培・管理が上達できるエケベリアになります。

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Characteristics
成長期 形 状 葉 色


春・秋


中型


ピンク系

エケベリア属 交配種
成長期は… 春と秋

基本は単頭のフリル付きロゼットで幹立ちする。

夏の葉色は、グリーンがメインで縁が紫色。

冬の紅葉は、淡いパープル色からのグラデーション。

◆ Photos

◆ 基本情報

ベンケイソウ科
エケベリア属
品種名 Princess Pearl
流通名 プリンセスパール
生育期 秋・春
価格帯 300 円前後
栽培難易度 ★★☆
増やし方 剪定&挿し芽
葉挿し(未確認)

 プリンセスパールは交配種

フリル系の交配種だそうですが…

シャビアナとは違ったフリルの感じで、詳細は不明です。

「高砂の翁」や「ブルーカールズ」など…

似ているエケベリアがいくつかあります。

似ているエケベリア

▲ ブルーカールズ

▲ クリムゾンタイド

これらも詳細は不明ですが…

フリルの凹凸の感じは、好き嫌いが分かれると思います。

プリンセスパールは、お手頃価格

フリル系の中でもプリンセスパールは…

300円前後のお手頃価格となっています。

 夏と冬で変化しやすい

ロゼットが整いやすいのは、11月~4月頃になります。

もし購入時期が、上記以外の場合では…

全く違ったエケベリアに見えるかもしれません。

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育て方の、参考記事

※ 種類は異なりますが、成長過程や栽培方法は同様です。

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 ネット販売

カクトロコ ピュアリーフ
ストア内検索:プリンセスパール

※ 売り切れの場合あり

◆ 季節の変化

▲ 7月上旬

▲ 8月下旬

葉色(肥料・並) 淡いグリーン
葉色(肥料・ 淡いグリーン
エッジの色 パープル
爪の色 エッジと同様
ロゼット 日照不足&水やりで開きやすい
備 考

▲ 11月上旬

▲ 1月中旬

葉色(肥料・並) パープル系
葉色(肥料・ パープル系
エッジの色 ほぼ葉色と同様
爪の色 ほぼ葉色と同様
ロゼット 丸まりやすい
備 考 ロゼットの中心は淡いグリーン

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◆ Before / After

 購入時の様子

購入日 2019. 7
ポットサイズ 7.5cm
生産者さん カクトロコ
購入店 ガーデンメッセ八王子

 約1年後の様子

7月上旬に購入したので、夏顔の状態です。

夏は特に葉が伸びやすいタイプなので…

上手に水やりを行わないと、あっという間に広がってしまいます。

1年間の主な作業

・なし(植替え・追肥もなし)

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◆ 栽培記録(3年間)

 スタート(7月)

※ 7.5cmポット

7月下旬

8月

10月

11月

12月

1月

3月(凍害

※ 小ダメージの凍害

5月

7月(開花

 約1年後(7月)

10月

12月

2月(凍害

※ 大ダメージの凍害

4月(植替え

※ 6cmポット

6月

 約2年後(8月)

10月

12月

2月(凍害

※ 中ダメージの凍害

4月

 約3年後(7月)

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◆ 栽培メモ

1. 癖の強いエケベリア

はじめての多肉栽培では、どれを育てても…

それなりに難しく感じますが、

よりいっそう難儀するエケベリアだと思います。

日照不足に敏感

多肉の中では、薄い葉を持つタイプなので…

肉厚タイプと比べると、夏は葉が伸びやすくなります。

また、日照不足に敏感なようで、

うっかり雨に当ててから曇天が続くと…

あっという間にロゼットが広がり、葉も伸びます。

 肥料の加減も影響します

控えめの水やりで対応

夏の水やりは、控えめで大丈夫です。

土がカラカラになって、葉も柔らくなってきたら…

紙コップ半分ほどの水を与えます。

曇天が多い梅雨時なら、乾燥気味が丁度よい感じです。

陽当たりがよい場所なら、遮光は必須

近年の夏は陽射しが強すぎるので、

半日陰の場所でも、20%ほど遮光しておくのが無難です。

強烈な陽射しを避ければ…

水を切っても、多肉は状態を維持しやすくなります。

2. 秋にリセット

ロゼットが乱れ過ぎたら、秋に仕立て直すのもオススメです。

冬になれば、丁度よい感じに仕上がります。

葉が伸び過ぎると、戻りにくい

▲ 11月の様子

あまりにも葉が伸び過ぎると、冬になっても戻りません。

そのため、外葉は「葉挿し」に回せばよいかと思いましたが…

成功率は低いタイプのようです。(※ 未確認)

3. 強烈な寒さには注意

▲ 通常の冬の葉色

▲ 凍害で色が抜ける

このタイプのエケベリアは、総じて…

余り寒さには強くありません。

なるべく「-3℃」までに抑えたほうが無難です。

「-5℃」まで下がると厳しい

-5℃まで下がってしまうと、全損までは免れると思いますが…

葉の色が抜けたり、大きなダメージを負う可能性があります。

4. オルトランを撒くと安心

虫が付きにくそうなエケベリアでも、

どこからか現れるケースもあります。

念のため、多肉植物にはオルトランを撒いておくと安心です。

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◆ 夏と冬の管理目安

 冬の管理(屋外)

弱い
-3℃まで
強い
-5℃まで
とても強い
凍害なし
- -

多肉植物全体で比べると「弱い」タイプ。

目安としては「-3℃」までなら、凍害の影響はなし。

-5℃まで下がると一部で凍結がみられ…

-7℃では全体が凍結し、再起不能かと思います。

 霜除け & 風除けは必須

屋外での管理では「霜除け&風除け」は必須です。

どちらかが未設置の場合では、上記の管理気温まで耐えられず…

霜害や凍害によるダメージを負いやすくなります。

 梅雨 & 夏の管理

 遮光(20~50%)

 病気・害虫対策

 徒長(水やり)

 雨ざらし・風通し

 高温(猛暑日)

高温・乾燥に強いタイプですが、朝から夕方まで…

丸一日、陽が当たる場合は50%前後の遮光が必要。

水やりは多肉の様子を確認しつつ「量 or 回数」を減らすのが安全です。

雨ざらしはトラブルの原因になりやすい

梅雨~初秋にかけては病気や葉蒸れ、徒長の原因となるため、

雨ざらしの状態を避けるのが無難です。

また、定期的に農薬を散布することで…

病気・害虫の被害も抑えられます。

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シャビアナを育てる。種類が豊富なフリル付きエケベリア。

人気交配種ラウリンゼ&モンローを育てる

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2018年の秋から多肉植物を楽しんでいます。これから始める皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。


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