ペレスデラロサエ

セダム属「ペレスデラロサエ」の紹介です。

同属のロッティや、エケベリア「プロリフィカ」のような雰囲気で…

小型の群生タイプになります。

比較的、最近になって発見された原種のセダムとなり、

2020年頃から日本でも見かけるようになりました。

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◆ Photos

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◆ 基本情報

ベンケイソウ科
セダム属
学名 Sedum perezdelarosae
流通名 ペレスデラロサエ
生育期 秋・春
価格帯 600円前後
栽培難易度 ★☆☆
増やし方 剪定&挿し芽
葉挿し

ペレスデラロサエは原種

 メキシコ

ペレスデラロサエはメキシコ原産の原種になります。

外観ではプロリフィカに似ていて、

葉色はロッティと近い感じがします。

 I.C.N(ペレスデラロサエ)

意外と背は伸びないタイプ

ほふく性に近い感じなので、

マンネングサや白雪ミセバヤのように、あまり背は伸びません。

ピンクエッジもほとんど同じ

▲ ピンクエッジ

▲ ノーマルとピンクエッジを混ぜた状態

通常のペレスデラロサエとは別に、ピンクエッジ仕様も流通しています。

ただ、管理人のケースでは…

ノーマルとピンクを一緒に育てても、ほとんど差は感じられませんでした。

育て方の参考記事

※ 種類は異なりますが、成長過程や栽培方法は同様です。

共通の注意ポイントは寒波

これらの多肉植物は、あまり寒さには強くないため…

最低気温は「-3℃」までに抑えて管理します。

セダムでも寒さに強いタイプもありますが、

このような雰囲気・ロゼットを持った多肉は、凍害に注意する必要があります。

 ネット販売

にじはなPlants 日本花キ流通
ストア内検索:ペレスデラロサエ

※ 売り切れの場合あり

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◆ 季節の変化

▲ 6月下旬

▲ 8月下旬


▲ 12月上旬

▲ 2月下旬

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◆ Before / After

 購入時の様子

購入日 2020. 6
ポットサイズ 9cm
生産者さん にじはなプランツ
購入店 にじはなプランツ(ネット)

 約1年後の様子

6月に購入したので「夏顔」の状態です。

背は伸びにくく、群生しやすいセダムですが、

夏の高温多湿では、幹や茎が蒸れやすい傾向です。

繁殖は「葉挿し」が得意なので簡単に増やせます。

1年間の主な作業

・ 植替え
・ 葉挿し

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◆ 栽培記録(3年間)

 スタート(6月)

※ 9cmポット

8月(蒸れ

※ 根元の幹が蒸れる

9月(葉挿し&挿し芽

10月(発根

※ 葉挿しは得意なタイプ

10月(追加購入

※ ピンクエッジを追加購入

12月

2月(凍害

※ 一部が凍結

4月

 約1年後(6月)

7月

8月

10月

11月(まとめる

※ 1つの容器にまとめる
※ 容器の底には穴あけ済み

2月

4月(開花

5月

 約2年後(7月)

8月

11月(植替え

※ 育苗箱に植え直す

4月

 約3年後(6月)

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◆ 栽培メモ

1. 夏は蒸れやすい

群生しているのでパッと見では気付きませんが、

夏になると、幹や脇芽の茎が蒸れています。

もし心配でしたら、間引いて風通りをよくしたり、

断水して管理してもOKです。

意外と葉は蒸れない

蒸れやすいのは幹だけで、葉っぱや成長点は蒸れていません。

秋になれば「挿し芽」で立て直せるので…

ほとんど数を減らさずに済んでいます。

2. 容器は何でもOK

▲ 15cm × 10cm

ある程度、まとめて植えたい場合は、

100均の小物入れを購入して、

少し手間ですが、底に穴を開けて使えばOKです。

通気性も問題なし

使用感としては、サイズが違うくらいで…

プラポットやプラグトレイと同じです。

根も十分に張り、多肉の成長も問題ありません。

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◆ 夏と冬の管理目安

 冬の管理(屋外)

弱い
-3℃まで
強い
-5℃まで
とても強い
凍害なし
- -

多肉植物全体で比べると「弱い」タイプ。

目安としては「-3℃」までなら、凍害の影響はなし。

-5℃まで下がると一部で凍結がみられ…

-7℃では全体が凍結し、再起不能かと思います。

 霜除け & 風除けは必須

屋外での管理では「霜除け&風除け」は必須です。

どちらかが未設置の場合では、上記の管理気温まで耐えられず…

霜害や凍害によるダメージを負いやすくなります。

 梅雨 & 夏の管理

 遮光(20~50%)

 病気・害虫対策

 徒長(水やり)

 雨ざらし・風通し

 高温(猛暑日)

高温・乾燥に強いタイプですが、朝から夕方まで…

丸一日、陽が当たる場合は50%前後の遮光が必要。

水やりは多肉の様子を確認しつつ「量 or 回数」を減らすのが安全です。

雨ざらしはトラブルの原因になりやすい

梅雨~初秋にかけては病気や葉蒸れ、徒長の原因となるため、

雨ざらしの状態を避けるのが無難です。

また、定期的に農薬を散布することで…

病気・害虫の被害も抑えられます。

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フロリディティ

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2018年の秋から多肉植物を楽しんでいます。これから始める皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。


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