エケベリア属「ヒアリナ」の紹介です。
2023年の上期くらいまでは、
I.C.Nに原種として掲載されていたヒアリナですが、
現在では原種から外れ、シムランスのシノニムとなっています。
見た目は「シムランス」とあまり変わらず…
内容もほぼ重複となりますが、
ヒアリナという名前は、流通名として残り続けると思います。
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◆ Photos
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◆ 基本情報
科 | ベンケイソウ科 |
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属 | エケベリア属 |
学名(旧) | Echeveria hyalina |
流通名 | ヒアリナ |
- |
生育期 | 秋・春 |
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価格帯 | 850 円前後 |
栽培難易度 | ★☆☆ |
増やし方 | 剪定&挿し芽 |
葉挿し |
ヒアリナはシムランス
◎ メキシコ
かつてはエレガンスの変種扱いでしたが、原種として独立。
その後「ヒアリナってシムランスと同じでしょ!」という事が解り、
先に命名されたシムランスのシノニム(別名)となったようです。
バリエーションが豊富
▲ サンルイス デ ラパス
▲ サントドミンゴ
などなど、ヒアリナもシムランスのように、地域別のバリエーションが多く、
葉の薄さや、フリルの有無の違いがあります。
特に「サンルイス デ ラパス」というタイプが有名。
シムランスに統合されたことで、
地域バリエーションが最も多い原種になったのではないかと思います。
フリルの有無は謎
シムランス(ヒアリナ)には、葉にフリルの有るタイプと無いタイプがあります。
同じ産地名が付いていても…
フリルが有ったり無かったりしているので、
フリルの有無だけで区別するのは難しいかと思います。
ヒアリナの名前は残る
シムランスに統合されても、ヒアリナという名前は残ると思います。
「ヒアリナ」や「ラパス」と呼ばれるエケベリアは、
細かな違いはありますが、
シムランスと同じエケベリアと覚えておけばOKです。
ネット販売
日本花キ流通 | Pure-Leaf |
ストア内検索:ヒアリナ |
※ 売り切れの場合あり
育て方の参考記事
※ 種類は異なりますが、成長過程や栽培方法は同様です。
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◆ 季節の変化
夏
▲ 7月上旬
▲ 8月下旬
冬
▲ 12月上旬
▲ 2月中旬
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◆ Before / After
購入時の様子
購入日 | 2021. 1 |
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ポットサイズ | 7.5cm |
生産者さん | ピュアリーフ |
購入店 | ピュアリーフ(ネット) |
約1年後の様子
2月に購入したので「冬顔」の状態です。
ヒアリナ(シムランス)は、月影{エレガンス}と同じように、
あまり紅葉が目立つタイプではありません。
環境や生育具合により、淡い紫色の葉色が映えるケースや…
全体的にベージュっぽく発色することもあります。
1年間の主な作業
・植替え
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◆ 栽培記録(2年間)
スタート(2月)
※ 7.5cmポット
5月(植替え)
5月(開花)
6月
7月
8月
10月
12月
約2年後(2月)
4月
6月
7月
8月
10月
12月
約2年後(2月)
4月(植替え)
7月
8月
10月
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◆ 栽培メモ
シムランスやエレガンスと同じ
育て方、性質はエレガンスやシムランスと同様です。
ただ、脇芽はエレガンスのように…
たくさん伸びてこないで、
胴切りを行うか、葉挿しで繁殖させます。
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◆ 夏と冬の管理目安
冬の管理(屋外)
弱い -3℃まで |
強い -5℃まで |
とても強い 凍害なし |
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- | 〇 | - |
多肉植物全体で比べると「強い」タイプ。
目安としては「-5℃」までなら、凍害の影響はなし。
これより低下すると、多肉植物によっては…
一部が凍結したり、全体が凍結し枯死する可能性が高まります。
霜除け & 風除けは必須
屋外での管理では「霜除け&風除け」は必須です。
どちらかが未設置の場合では、上記の管理気温まで耐えられず…
霜害や凍害によるダメージを負いやすくなります。
梅雨 & 夏の管理
遮光(20~50%)
病気・害虫対策
徒長(水やり)
雨ざらし・風通し
高温(猛暑日)
高温・乾燥に強いタイプですが、朝から夕方まで…
丸一日、陽が当たる場合は50%前後の遮光が必要。
水やりは多肉の様子を確認しつつ「量 or 回数」を減らすのが安全です。
雨ざらしはトラブルの原因になりやすい
梅雨~初秋にかけては病気や葉蒸れ、徒長の原因となるため、
雨ざらしの状態を避けるのが無難です。
また、定期的に農薬を散布することで…
病気・害虫の被害も抑えられます。
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