多肉を観て「水やり」を判断する方法

この記事では、多肉植物の状態を観て…

水やりの判断をする方法を紹介します。

もし、水やりのタイミングが解らず、

徒長させてしまう多肉が続出しているなら、ぜひ続きをご覧ください。

 記事の概要

  • 多肉が水切れした状態を知る
  • ひどく水切れさせても、基本は枯れない
  • 日頃から葉を触って、水切れの兆候を確認
  • 葉を触れば、水やりは失敗しない
 ポイント

多肉を大切にするあまり、どうしても水やりが増えてしまいます。

ですが、土がカラカラに乾燥していても、

多肉に水分が残っていれば、水やりの必要はありません。

適正に控える事は大切ですので、

徒長する多肉が多ければ、水を控えてあげましょう。

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◆ 多肉の水切れ

▲ 正常な状態

まず大前提として、水を与える前に、

多肉植物が水を必要としてる…

「水切れの状態」を把握しておく必要があります。

 水切れしにくい植物

上の写真はエケベリア属のリラシナという種類になります。

1例に過ぎませんが、よく目にする正常な状態です。

あまりにも水切れしないので心配になる

多肉の特徴としては、水切れまでのスパンが非常に長いため、

状態や季節によっては、1ヵ月以上…

水切れしないことも珍しくありません。

水切れした状態

上の写真は、引き続きリラシナになりますが、

さすがの多肉植物でも、いつかは水切れを起こします。

正常な状態と比べると、下段から中段くらいの葉が垂れ下がり…

葉の付け根にはシワが寄っています。

 ここまで待って大丈夫

安心して頂きたいのは、シワが寄るまで待っても…

多肉植物は枯れずに、元に戻るという事です。

これくらいでは、ぜんぜん余裕で大丈夫です。

葉が枯れるまでは、回復が見込める

▲ 胴切り後の挿し穂

▲ 2ヶ月後の状態

上の写真は「挿し穂」の発根待ちで…

2ヵ月間ほど水を吸えなかった状態です。

葉脈が浮き上がるほどの脱水具合ですが、

葉が傷んでいる訳ではありません。

 灌水すれば元通り

▲ 灌水前

▲ 1週間後

このように、盛大に水切れさせても…

その後に灌水すれば、次第に水を吸って回復します。

また、葉が傷んだいなければ、ほとんど元に戻ります。

他の多肉植物も同様

上記はエケベリア属の例でしたが、

セダム属やアエオニウム属といった…

他の多肉も基本は同じです。

エケベリアが1番わかりやすい

多肉の中でも、葉が薄めのエケベリア(七福神など)が、

1番わかりやすいと思います。

葉が薄いエケベリアは、上記の写真のように…

水切れさせると垂れ下がりやすく、

酷い場合は、灌水してもその状態で固定されてしまいます。

このフォルムが嫌いなら、胴切りなどで対処できます。

まとめ】水切れに慣れる

繰り返しになりますが、

多肉は水切れしにくい性質で、水切れさせても直ぐには枯れません。

上の写真の状態でも、灌水すれば元に戻ります。

無理に水切れさせる必要はありませんが、

水切れした状態に慣れることも、多肉栽培では重要となります。

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◆ 触ってチェック

葉にシワが寄ったり、葉が垂れてくれば水切れだと分かります。

ですが、その前に葉を触ってみることで…

水切れしそうな気配が分かります。

 分かりにくい多肉もあります

下側の葉をチェック

エケベリアのようなタイプでは、触って確かめる葉は、

ロゼット上部の葉ではなく、下部の葉をチェックします。

それは、下から水が抜けていくからで…

上部と下部を触り比べても、違いが分かるほどです。

 感触で分かる

▲ アロマティカス

エケベリアのような多肉でも、観葉植物のような多肉でも、

水切れしそうなら…

シナ~とした柔らかい感じが伝わってきます。

リンゴとミカンのような感じ

例えるなら、十分に水分が補給された葉は、

リンゴのような硬さを感じますが、

水切れしそうな場合は、皮をむいた後のミカンのような…

少し柔らかい弾力を感じます。

 触る癖を付ける

▲ リトルミッシー

水切れの感触は、基本的にどの多肉植物も同じです。

十分に保水されていれば、小型の多肉でも…

パリッとした硬い感触が、葉だけではなく茎からも伝わります。

【補足】分かりにくい多肉

▲ 虹の玉

「虹の玉」や「乙女心」などの、丸っこいセダムは、

ちょっと分かりにくいと思います。

それは、元々が葉が硬めで…

水分が抜けてきても、感触的にほとんど変わらないためです。

シワが寄るまで待つ

触っても分かりにくい多肉もあるので、

その場合は、水切するまで待つのもOKです。

だいたいシワが寄るか、垂れ下がってくるかの…

どちらかの症状がみられます。

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まとめ】水やりする前に触る

土がカラカラに乾いていても、

葉がカチカチなら、まだまだ灌水は不要です。

水やりのタイミングに迷ったら、

葉を触ってみてると判断が付きやすくなります。

梅雨~夏にかけては重宝

特に徒長させやすい梅雨の時期では、

水切れを触ってチェックする方法は、とても役立ちます。

エケベリアが1番わかりやすいと思いますが、

ぜひ、色々な品種を触り比べてみてください。

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【夏は特に注意】蒸れやすいエケベリア

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2018年の秋から多肉植物を楽しんでいます。これから始める皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。


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