この記事では、ブログ管理人の環境づくり【夏・仕様】を紹介します。
夏に、多肉が蒸れてしまう…
夏越しが心配だ…
という皆様に、少しでも参考になれば幸いです。
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◆ 外観の様子
小屋をつくり、その中に多肉植物を収めています。
冬の話になりますが…
この小屋の全面にフタをして、
中でストーブを焚かないと、
寒波の夜間では、7割の多肉が凍結して枯死します。
◆ 管理場所の環境
❶ 日照時間 / 1日
夏は、多肉の置き場所によって異なりますが、
晴天での1日で…
4時間 ~ 5時間ほどの日照になります。
9:00(10:00)~ 14:00
3~4時間あれば、徒長はしない
3~4時間の日照があれば、
どんな多肉でも、
極端な徒長はしないと感じます。
❷ 最高気温
こちらも、場所によって異なり、
予報の気温が「34℃」の場合なら…
多肉の管理場所の気温は、
昼頃に、約38℃ ~ 43℃ まで上昇します。
管理人の環境では、ここが熱い
屋根との距離が近い… 三角ゾーンですが、
遮光を効かせていても、
屋根と木材に囲まれているので、
輻射熱で、周辺の温度が上がりやすくなります。
超・便利な、デジタル温度計
この温度計は、温度変化のログが残ります。
さらに、スマホアプリと連動するので、
数日間の最高・最低気温をはじめ…
温度変化も、アプリ内で確認できます。
スマホやアプリ、アカウントの設定に慣れている人なら、
簡単に使用できると思います。
アナログなら、こちら
最高・最低気温のチェックだけなら、
こちらで十分です。
アナログなので、直感的に使えます。
❸ 風通し
周囲には、壁や遮へい物が無いので、
風通しは良いほうだと思います。
そのため、扇風機などの使用はありません。
「風通し」と「蒸れ」の因果関係は解りづらい
多肉栽培で、1番… 曖昧な表現が「風通し」だと思います。
必要な風量や、扇風機等が必要になる条件などは、
実験が難しく、見当も付きませんので…
心配なら、扇風機を回して空気を循環させるのが安心です。
何でも、蒸れる訳ではない
ポットいっぱいに、多肉が詰まっていても、
蒸れる様子はありません。
重要なのは… 多肉(ポット)の上下にスペースを取り、
風通しが悪い場合は、
定期的に、空気を動かすことだと思います。
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◆ 透明な屋根で、雨対策
「多肉栽培 = 屋根づくり」といっても過言ではないくらい、
透明な屋根があると…
多肉栽培は、非常に安定します。
徒長・蒸れ・葉焼けの、
3点セットが同時に防げる
遮光と組み合わさることで、
徒長・蒸れ・葉焼け… を防ぎ、
天候の急変も心配ありあません。
設置が難しいのが、難点
屋根材は、よくベランダで使われているポリカ波板で…
非常に軽く、強度もあります。
ホームセンターでも手に入り、手軽に扱えますが、
ポリカを固定する為の道具類や、
ちょっとした日曜大工が必要になります。
◆ 遮光率は、50%以上
「ポリカ波板」の遮光率は、
おそらく10%ほどしかないので、
防水透明シートを追加しています。
こちらも、遮光率は不明なのですが…
2つ合わせると、おそらく50%以上はあると思います。
透明シートの有無
▲ ポリカのみ
▲ ポリカ+透明シート
透明シートを追加して、遮光率50%ほどにしても、
だいぶ… 明るい空間になります。
夏は、ちょっと明るいと感じる光量(感覚)で十分です。
サイドは、寒冷紗50%ほど
横からの陽射しは、
寒冷紗・白(20%)を、2重にして使用しています。
また、雨の吹込みも… そこそこ防げます。
雨の吹込み・遮光漏れには、注意
ロゼットに雨粒が溜まった状態で、
直射日光が当たってしまうと… 蒸れる確率が高まります。
上の写真のエケベリアも、
雨の吹込みからの… 直射光で、
陽が当たった半分だけが蒸れています。
◆ 水やりは、週1回ほど
管理場所の環境や、
遮光率… 土の構成をふまえ、
7日~10日の間隔で、たっぷりと与えています。
慣れたら… 自己流でOK
夏の、水やりのセオリーしては、
ポットの半分 ~ 1/3ほどの水量が、
1つの目安となります。
ですが、栽培に慣れてしまえば…
自分の好みで、水やりをコントロールできます。
8月の水やり回数は… 4~5回
遮光さえ、効かせておけば、
たっぷりの水やりでも、
蒸れることは、そうそうありません。
また、水の蒸発を防げるので、水やりの回数も軽減できます。
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◆ 土は「培養土」
▲ 観葉植物の土 or 多肉植物の土
▲ 観葉植物の土の場合は、+赤玉3割
使用している土は「多肉植物の土」、
または「観葉植物の土」になります。
後者の場合は… 水持ちを良くするため、
「赤玉・小粒」を3割ほど足しています。
ポットは、何でも大丈夫
使用するポットは、
白のプラポットをメインに使用していますが、
黒色やビニールポットでも大丈夫です。
◆ 「まとめ」と「夏顔の写真」
環境をまとめると、下記の通りです。
日照時間 | 4~5時間(昼前後) |
---|---|
遮光率 | 50%ほど |
平均気温 | 40℃前後 |
培養土 | 多肉植物の土 or 観葉植物の土 |
水やり | 7日~10日に、たっぷり1回 |
風通し | 良好・扇風機なし |
上記の設定で育てた、多肉植物
環境は上記の設定で、
多肉植物は、購入して…
半年 ~ 2年ほど経過した状態になります。
【補足】 半日陰で管理する多肉
グリーンネックレスは、多肉植物の定番ですが…
管理方法としては、
観葉植物と同じなので、日陰から半日陰で管理します。
強い日光は、葉焼けするだけなので、しっかりと区別します。
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夏越しは… 遮光の有無で決まる
蒸れてしまうのは、遮光が足りないサインです。
20%の遮光で、蒸れてしまったら…
50%に変更すれば、だいたい解決します。
雨に当たっても大丈夫
ゲリラ豪雨などで、雨に当たり…
土が水浸しになってしまう場合もあります。
ですが、遮光が効いている場所なら、
ズブ濡れの土でも蒸れません。
多肉を守る、1番の保険は… 遮光
遮光の効果は、絶大なので…
環境に合った遮光さえ、漏れなく行っていれば、
多肉の夏越しは、拍子抜けするぐらい… 簡単になります。
遮光グッズは、なんでも大丈夫なので、
ぜひ、お試し頂ければと思います。