増える…増える…センペルビウム「上海ローズ」を育てる

この記事は、センペルビウム属「上海(シャンハイ)ローズ」の栽培日記です。

センペルビウムは、とにかく… 寒さに強く、-30℃でも凍結しない耐寒性を持ち合わせています。

どの地域でも、1年を通して屋外栽培ができる多肉植物なので、初心者でも簡単に育てることができます。

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基本情報

グループ ベンケイソウ科センペルビウム属 生育期 春・秋
流通名 上海(シャンハイ)ローズ 価格帯 300円前後
学名 Sempervivum ‘Shanghai Rose’ 栽培難易度 ★☆☆
増やし方 株分け ネット販売 ビスタ(楽天市場)
出自は不明のセンペル

上海で栽培されたから「上海ローズ」かは…

定かではありませんが、詳細不明な品種です。

フォルムやカラーはオーソドックスなタイプで、他のセンペルと間違えてしまうかもしれません。

 季節の変化

 センペルビウムの多くは、厳冬期の管理温度で紅葉具合が変化します

春 5月~7月頃

紫色と緑色のバランスがいい時期です。

冬は紫色がメインで… 夏は緑色がメインになります。

夏 8月~12月頃

夏になると、紫色が退色してグリーンが目立ってきます。

冬 1月~4月頃

冬季は、氷点下での屋外管理を推奨します。

 寒さが足りないと、全体が紫色に紅葉しません。

購入時の上海ローズ 2018.10

購入日:2018年10月

優木園さんの上海ローズです。 小さいながら子株を2つ付けています。

たくさん増やしたいなら、子株付きを選んだほうがよいでしょう。

ですが… センペルビウム自体が子株を持ちやすいので、どれを買っても1年後には、たいして変わらないかもしれません。

 購入から約1年後の比較

1ポット(親株&子株×2)の状態から… 30株以上に爆増です。

この子株が、また子株を出すと…

もう手に負えなくなりそうです。

栽培メモ

 センペルビウム属 共通

❶ 耐寒性は「-30℃」& 霜当てOK

センペルビウム属は、優れた耐寒性の持ち主で-30℃まで凍結しないようです。

また、霜に当てても無傷で、葉が痛むこともありません。

 寒さが厳しいエリアでも、1年を通して屋外管理が可能です。

❷ 子株は増えやすい

センペルビウム属は、よく増えます!

おそらく… 毎年、春に子株がでてくると思われます。

❸ 枯葉は溜まりやすい

枯葉の掃除が面倒なグループです。

センペルビウムは上から見ると奇麗ですが、用土と接する下の葉は腐っていたり枯れていることが多いです。

梅雨時は、カビが生えたりすると厄介ですので、定期的に取り除いてしまったほうが賢明です。

 葉の根元をピンセットでつまんで、左右にグリグリすると簡単に取れます。

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栽培記録

2018-秋・冬/栽培記録

  • 秋 / 上海ローズを購入

10月上旬 上海ローズを購入

6cmポットに子株が2つ付いている状態です。

店頭に並んでいるときは、どれも上の写真のような状態ですが、上海ローズ(センペルビウム)はよく増えます!

購入から半年もあれば、それが実感できると思います。

11月上旬 全体的に成長する

パッと見で、子株が大きくなりました。

センペルビウムは、秋から春の終わりにかけて成長します。

 秋シーズンのメモ
  • 水やり:用土が乾いたら、たっぷり
  • 遮光:20%
  • 植え替え:なし
  • 肥料:与えず
  • 殺虫・殺菌剤:使用せず

冬 シーズン / 2018

※ 冬シーズンは写真を撮り忘れました。

 冬シーズンのメモ
  • 水やり:月に2回、たっぷり
  • 遮光:なし
  • 植え替え:なし
  • 肥料:与えず
  • 殺虫・殺菌剤:使用せず
  • 夜間:室内へ取り込む

※ センペルビウムは強力な耐寒性があるので、屋外管理を推奨します。 今年は初めての栽培なので、夜間は室内に取り込みました。

2019-春/栽培記録

  • 株分け(2018年産)
  • 子株誕生(2019年産)

3月上旬 大きく育った上海ローズ

冬の間にも、親株も子株も少しづつ成長しました。

紅葉もコントラストが効いてキレイです。 エッジの赤茶色は、より目立ち… 葉っぱの色は黄緑色になってきます。

 冬の間… 厳しい寒さに当てると、紫色の比率が増します。

上海ローズの株分け(’18年産)

2018年の購入時から付いていた子株を株分けしました。

子株はランナーで繋がっている

土をほぐすと、ランナーで繋がっている子株がぶら~んと垂れ下がります。

初めて見るランナーに「これがランナーか!」と、ちょっと感動した記憶があります。

ランナーをカットして、株分け終了です。

それぞれのポットへ植替え

親株は、直径10cm のポットへ。

子株は、直径6cm のビニールポットへ植えました。

4月上旬 早くも… 子株が誕生

親株をひっくり返してみると…

1ヶ月足らずで、早くも子株が育っていました。

撮影日:4月下旬

2週間ほど経ちましたが、たくさん出てきます…。

1ヶ月もしないうちに、急成長して10株くらいあります。

撮影日:5月下旬

ポットの縁を埋め尽くすかのように、猛烈に育ちます。

 春シーズンのメモ
  • 水やり:用土が乾いたら、たっぷり
  • 遮光:なし ※
  • 植え替え:あり
  • 肥料:用土に含む
  • 殺虫・殺菌剤:使用せず

※ 5月上旬頃から遮光20%がおすすめです。

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2019-夏/栽培記録

  • 株分け(’19年産・半分のみ)
  • 黒点系の病気に感染する

6月下旬 株分け(半分だけ先行)

春に出てき子株で満席です。

前回の株分けから3ヶ月たらずで、早くも2019年生まれの株分けを行います。

双子や3つ子もビックリの「20つ子」くらいでしょうか…。

この写真では写っていませんが、まだ下に埋もれている兄妹がいます。

秋まで待つか迷ったあげく、半分だけ決行

7月間近ということで…

「この時期は、どうなんだろう?」と迷いましたが、ひとまず… 先行して8株を株分けしてみました。

湿気も気になるので、子株の間に隙間が空くようにカットします。

おかげで、枯れた葉っぱも除去しやすくなりました。

ほとんど根の無い子株もあり、これからの季節…

うまく育ってくれるか分かりませんが、様子を見ていきたいと思います。

未発根の場合… 用土に植えてから水を与えます。 ある程度、用土に湿り気があるほうが、早く発根する気がします。

素焼き鉢へ植える

カットした子株は、すぐに用土に差し込んで完了です。

適当なポットを所持していなかったので、とりあえず… 素焼き鉢にしました。

プラグトレイでも十分です。

 残りの子株は、10月上旬に株分けしました。

7月下旬 葉に黒点が現れる

「黒点病というやつでしょうか?」

葉の表面にポツポツと小さな黒い点々が発症しました。

葉に黒い点々が発生するパターンは、いくつかあるようですが… ハッキリとした病名はわかりません。

 今回の黒点は、枯死するほどのダメージはありません。

アップにすると、こんな感じです。

この黒点は、爆発的に増えたりはしないのですが、気づくと… ちょこちょこ増えています。

 症状は8月末くらいには治まっていました。

発症してしまったら、葉が生え変わるのを待つしかない

この黒点は1度、発症してしまうと取り除くことができません。

ですが、株が枯れてしまうことはないので、葉が入れ替わるのを気長に待ちます。

8月中旬 外側の葉が枯れ始める

・休眠中のためか…?
・子株を出し過ぎたのか…?
・枯れる時期なのか…?
・黒点が影響したのか…?
・遮光不足なのか…?

原因はよくわかりませんが… 葉が枯れてきました。

ですが、下から順々なので心配なさそうです。 ロゼットの中心や子株達は元気です。

 子株の成長【2018年産】

 購入時に、親株と繋がっていた子株です

撮影日:7月下旬

株分けから4ヶ月ほど経ちましたが…

2つとも元気よく育ち、親株を購入したときの大きさほどになりました。

さらに… 両方とも2つの子株が出てきて、その子株からすると「購入時の親株 ⇒ 祖父母」です。

撮影日:8月下旬

こちらは5ヶ月後の様子。

 梅雨~夏シーズンのメモ
  • 水やり:15日に1回ほど。量はポットの1/5ほど
  • 遮光:20% ※
  • 植え替え:なし
  • 肥料:与えず
  • 殺虫・殺菌剤:使用せず

※ 夏は遮光50%がおすすめです。

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2019-秋/栽培記録

9月下旬 株分け(残りの子株)

多少… 涼しくなってきたので…

残りの子株もカットしました。 これで、2019年春に生まれた子株は全て切り離しました。

 子株の成長具合は変わらない

比べても、大きさは変わらず。

夏の半休眠を挟んだので… 結果的には、親株に付けっぱなしの子株と、さほど変わっていませんでした。 

小さなくなった親株は、植替え

10cm ポットから7.5cm ポットに植え直し。

春に比べると、外葉が枯れて小さくなったので、ポットはサイズダウンです。

それでも、外葉の調子が悪そうですが… 黒い点々も道連れなので、結果オーライになります。

現時点で、黒点が増える様子はなし

9月末頃になりましたが、もう黒点が増える様子はありません。

話は、夏に戻りますが…

黒点は、葉の裏にもギッシリと発症していことがあります。

親株は、さらに外の葉が枯れる

撮影日:11月上旬

親株は、さらに外の葉が枯れ、黒点も一緒に消えてくれそうです。

 子株(2018年産)の成長

植え替え & 株分けを行う

2018年の購入時から付いていた子株を春に株分けして、秋になりました。

撮影日:9月下旬

子株はまだ小さいので、このまま来年まで育ててもよいと思います。

今回は、植え替えと同時にランナーをカットしてしまいました。

通常通りに、枯葉の掃除をし…

ランナーを切って、それぞれのポットに植え直します。

子株(の子株)は、すぐに植える

今回… 子株(孫株)は根が生えていたので… 植えた後、スグに水を上げています。

発根していない場合でも同様に…

植えてから直ぐに水を与えたほうが根が出やすいと思います。(※ 適度な水分を保つ)

 1年間で1cm ⇒ 5cm ほどの大きさへ

2018年産の子株です。

1年間の成長で、購入した当時の親株と同じくらいの大きさに育ちました。

 この後は、親株と一緒に不定期で紹介します。

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 子株の成長(2019年産)

陽射しが強すぎたらしい…

撮影日:11月上旬

パッと見た感じは、特別… 問題なさそうですが…

外の葉が、かなり枯れています。

6月に株分けした鉢

アップで見ると、外葉の枯れた状態が目立ちます。

おそらくですが… 夏場の陽射しが強すぎた為だと思われます。

9月に株分けした鉢

こちらも、株分けしたときは青々としていましたが…

6月の株分けと同様、遮光不足で外葉の枯れが目立ってきました。

日陰に置いていた鉢と比べてみる

左:日向 / 右:日陰

日陰に置いていた右側のポットは、葉っぱにダメージがなくフレッシュな状態です。

一方で左側の鉢は… 葉が焼けて枯れていくスピードが格段に速まりました。

まとめ:夏から11月までは50%の遮光が無難

子株は、まだ小さく葉も薄いので…

強い太陽光では、思っていたより早く焼けてしまいます。

なので、小さいうちは… 太陽光が直接、当たらない明るい場所や、遮光50%を目安に管理したほうがよいと思います。

・・・
・・

 子株は、植替えてリスタート

結局… 春と秋に株分けした子株は、外の枯葉を取って植替えました。

 地味で面倒な作業です

プラグトレイに植替え

すべての子株をプラグトレイに移動。

後から気付きましたが… 株分けした子株はプラグトレイで十分です。

直径の大きい鉢は、それなりに底も厚いので無駄に用土を使ってしまいます。

 12月まで、遮光20%(寒冷紗・白)で管理

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2019-冬/栽培記録

1月上旬 あまり紅葉せず


1月でかなり寒いのですが、それほど紅葉は進んでいません。

上海ローズは、こんなものなのかもしれません。

黒点の葉は、枯れきった


黒点の葉は、約半年をかけて枯れきってくれました。

 子株の調子は上昇

今回は、功を奏したのか…? 外葉の枯れもなく、元気に育っています。

12月:遮光20% ⇒ 1月:遮光なし

2月中旬 がっつり霜に当てる

氷点下の屋外管理でカッチカチです。

ですが、センペルビウムは無敵の耐寒性(-30℃)を持ち合わせているので、凍って枯れることはありません。

実際… 僕が住んでいるエリアは、-8℃までしか下がらなかったので、限界温度まで試すことはできませんが… それでも、日本の多くの場所で屋外管理ができると思います。

 屋根や霜除けは不要です。

3月上旬 紅葉MAX


2月の下旬頃から、紅葉が最高潮になりました。

上海ローズはMAXで紅葉すると全体が深い紫色になります。

子株も紅葉


子株も同じく紅葉中。

 深い紅葉には、氷点下の寒さが必要

◆ 夜間の管理気温
左:6℃ / 右:-5℃

去年(2019)は、はじめての多肉植物ということもあり…

センペルビウムも、夜間は室内に取り込んでいた為、夜間の平均最低気温は6℃くらいだっと思います。

ですが、今年(2020)は夜間でも屋外管理を行い、平均で-5℃の寒さに当てました。

 深く紅葉させたい場合は、氷点下の屋外管理がおすすめです

2020-春/栽培記録

5月上旬 見栄えがいい季節に…

親株と子株(2018産)

紫色と緑色のコントラストが鮮やかです。

4月中は、まだ紫色の部分が多くを占めていましたが、5月になり… ようやく葉の下側から後退していきました。

 子株も、同様に変化

子株も紅葉が収まりつつあります。

また、枯れた葉も見られず調子は引き続きよい状態です。

 今年は、葉が外に開かない傾向

上海ローズは、ズングリとしたイメージでしたが…

今年は葉が開かずに縦長の状態になりました。

去年と比べる

こちらも、寒さに当てたせいか…

昨年より、引き締まっている印象で、別物のセンペルビウムに見えます。

最終更新―2020.5

子株が誕生

今年も、子株が誕生です。

かなり増えそうなので、どこで区切りをつけるか迷うところです…。

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 To Be Continued

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2018年の秋から多肉植物を楽しんでいます。これから始める皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。



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