多肉植物の「押し入れ栽培」を始めて、3ヶ月が経ちました。
2024-4 ⇒ 2024-7
そして、タイトルの通りになりますが…
多肉の見た目や成育面を考慮して、終了することにしました。
最終回の様子はというと、こんな感じです。
写真は24年6月下旬のものです
・・・
・・
・
- 水やり:なし
- 室温 :平均28℃
- 換気 :多め
・・・
・・
・
◆ 6月分の感想
▲ 開始当初(4月)
▲ 3ヶ月後(6月下旬)
秋・冬になっても厳しそう
3ヶ月を目前に終了する理由は、押し入れ(室内)の環境では…
屋外と比べて、やはり徒長しやすく、
多肉植物にとっても、本来のパフォーマンスを発揮できないまま、
「長い時間を過ごしてしまいそう」と感じたからです。
引き続き、水を切っても厳しい
先月から水やりを控えて、今月は完全に水を切ってみました。
ですが、七福神やシャビアナなどの…
薄葉エケべリアは徒長が進むいっぽうで、
葉も水分が抜けて薄くなり、ヘロヘロな状態です。
アガボイデスも徒長した
コロラータやエレガンス、アガボイデスは大丈夫かと思いましたが、
いくつかのタイプで徒長を確認しています。
今後の見通し
おそらく、このままでも夏越しはできると思います。
ですが、そこから涼しくなっても…
開始当初のようなフォルムまで戻すには、
1年以上は掛かってしまうと感じます。
陽に慣らすのが大変です
室内栽培を終了して、外の日陰に持ってきました。
これもお馴染みですが、弱い光に慣れさせた植物は、
直射日光に当てると、すぐに葉焼けしてしまいます。
しかも、今回は時期的に夏の陽射しなので…
確実に遮光しながら、陽に慣れさせる必要があります。
・・・
・・
・
◆ 室内栽培のまとめ
約3ヶ月ではありましたが、春~初夏に行った…
室内栽培の感想をまとめてみます。
綺麗に育て続けたいなら、
太陽クラスの明るさが必要
改めて感じたことは、やはり多肉植物は日向での栽培が適しています。
特に適度に大きく育って、フォルムも素晴らしい多肉であるほど、
室内へは持ってこないほうが賢明だと思います。
一時的な非難場所として
室内へ移動しても、適度に明るければ7日くらいなら…
急な葉の伸長や徒長は起きづらいと思います。
(薄暗い場所では徒長のペースが早まると思います)
LEDライトはどうなの?
これまでの結果、決して暗くはないものの…
多肉にとっては照明用のライトでは光量不足は否めません。
対策としてライトを追加するなり…
ライトと多肉の位置を近づけるといったことが可能でしたが、
そこは見た目(外観)の問題や、費用面を考えてスルーでした。
観葉植物なら、ぜんぜんOK
多肉はダメでしたが、一緒に飾っていた観葉植物は、
めちゃくちゃ元気に育っています。
照明用のLEDライトでも…
耐陰性の強い観葉植物なら、問題ないレベルの光量だと感じましたので、
植物によっては十分な効果を発揮してくれます。
あとがき
多肉栽培って、陽の当たる屋外でもけっこう大変だと思います。
特に屋根が無く、野ざらしでの栽培の方では、
今の時期(6月頃)なら遮光をしたり、雨対策をしたりと…
多肉植物ならではの苦労が目立ってきます。
メンテナンスの簡略化はできず
多肉でも観葉植物のように、日頃のメンテナンスが楽になるよう…
室内栽培を試してみましたが、
やはり、陽当たりを好む植物には厳しい結果となりました。
多肉植物との付き合い方
多肉植物の魅力を最大限に引き出すには、
現状「半日ほどは陽に当たる場所での栽培」が必要です。
それは主にベランダや庭になりますが、
陽当たりが抜群でも、そこから…
「直射日光、雨・霜」の対策をしながら管理する必要があります。
そこがまた面倒くさいのですが、
それを含めて楽しめるかが多肉栽培のポイントです。
多肉植物は、万人向けではない植物
正直「多肉は万人向けの植物ではないかな~」と感じたりもしますが、
多肉ならではの魅力はたくさんあります。
もし、ちょっとでも多肉植物が気になった方は、
陽の当たるスペースを確保してから、栽培を始めてみてください。
やはり、そこがスタート地点になります。