エケベリア属「春の粧」の紹介です。
日本語の奥深さを感じる…
これぞジャパニーズハイブリットといった感じですが、
相府蓮(そうふれん)という品種に似ており、出自も不明です。
ただ、紅葉は素晴らしく、少し野性味も感じるロゼットで、
オールドクラシック的な魅力があります。
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◆ Photos
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◆ 基本情報
科 | ベンケイソウ科 |
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属 | エケベリア属 |
品種名 | Haru no Yosooi |
流通名 | 春の粧 |
- |
生育期 | 秋・春 |
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価格帯 | 500 円前後 |
栽培難易度 | ★☆☆ |
増やし方 | 剪定&挿し芽 |
葉挿し |
春の粧は交配種
左:ギルバ 右:レッドギルバ
詳細は不明ですが、アガボイデスがベースで…
定番のエレガンスを混ざた雰囲気です。
そのため、フォルムや葉の質感はギルバにも似ています。
相府蓮(そうふれん)と同じかも?
実際に購入して観察した訳ではありませんが、
写真を見る限り、同じ品種に感じます。
どちらも古風なネーミングなので、
昔からあるエケベリアなのかもしれません。
育て方の参考記事
※ 種類は異なりますが、成長過程や栽培方法は同様です。
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ネット販売
Pure-Leaf | 日本花キ流通 |
ストア内検索:春の粧、相府蓮 |
※ 売り切れの場合あり
◆ 季節の変化
夏
▲ 7月上旬
▲ 8月下旬
冬
▲ 12月下旬
▲ 2月中旬
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◆ Before / After
購入時の様子
購入日 | 2021. 4 |
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ポットサイズ | 6cm |
販売 or 生産者さん | ピュアリーフ |
購入店 | ピュアリーフ(ネット) |
約1年後の様子
4月に購入したので「冬顔」の状態です。
紅葉具合は、購入時期やサイズ、お店によって異なります。
そのため、最初から紅葉MAXだったり…
イマイチな場合もあるのが多肉植物です。
ですが購入後は、自分の好みのサイズに合わせて…
栽培しやすいのも多肉のメリットとなります。
1年間の主な作業
・植替え
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◆ 栽培記録(3年間)
スタート(4月)
※ 7.5cm
6月
8月(ハダニ被害)
9月(植替え)
10月
12月
2月
約1年後(4月)
5月(株分け)
※ 株を1ポットに分割
6月
8月
10月
12月
2月
4月(開花)
約2年後(4月)
7月
8月
10月
12月
約3年後(3月)
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◆ 栽培メモ
1 ロゼットのサイズは、好みに調整可能
▲ 肥料:少
▲ 肥料:並
多肉植物の中でも特にエケベリア属は、
サイズの調整が行いやすい種類です。
調整はとても簡単で、肥料を与えれば大きく育ち、
肥料を控えれば、小さめに育ちます。
大きくすると、小さくさせづらい
ポイントとしては、サイズアップさせてしまうと、
自然に小型化させるのは困難です。
そのため、エケベリアではお馴染みの…
「胴切り」という剪定で、小型化させるのが一般的となります。
2 秋の植替え(追肥)は、大きくなりづらい
▲ 植替え(9月中旬)
▲ 2ヶ月後(11月下旬)
植替えシーズンとしては、春と秋が一般的になりますが、
管理人の栽培では、秋の植替えでのサイズアップは控えめです。
その理由は、使われている肥料が緩効性のため、
ジワジワとしか効いてこないからです。
さらに春夏と比べると、暖かい期間が短いので、
11月末くらいには生育シーズンが終わってしまう影響もあります。
ただ、紅葉はしやすい
▲ 植替えから5ヶ月後(2月)
緩効性肥料のメリットとしては、ゆっくりと長く効くので、
紅葉の邪魔をしにくいことです。
今回のケースでも、サイズアップは遅れていますが、
紅葉が目立つ株に育っています。
春から再び育ってくれる
一見、植替えが無駄に終わってしまいそうですが、
春になれば、しっかりと育ってくれます。
(※ 植替えの際に、肥料を入れている場合)
秋をスルーして、春に植替えたらダメなの?
例えば、秋をスルーして春に植え替えても…
普通に屋外で管理するぶんには、
ほとんど生育に差は感じないと思います。
(※ 冬の間も温室で育てた場合は別です)
植替えは、最悪… 忘れてもOK
個人的な管理手段になりますが、
秋に植替える理由は、春の植替え作業を前倒ししているだけで、
そこまで、秋の植替えに注力している訳ではありません。
「忘れたら、春でいいや!」といった感じでも十分かと思います。
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◆ 夏と冬の管理目安
冬の管理(屋外)
弱い -3℃まで |
強い -5℃まで |
とても強い 凍害なし |
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- | 〇 | - |
多肉植物全体で比べると「強い」タイプ。
目安としては「-5℃」までなら、凍害の影響はなし。
これより低下すると、多肉植物によっては…
一部が凍結したり、全体が凍結し枯死する可能性が高まります。
霜除け & 風除けは必須
屋外での管理では「霜除け&風除け」は必須です。
どちらかが未設置の場合では、上記の管理気温まで耐えられず…
霜害や凍害によるダメージを負いやすくなります。
梅雨 & 夏の管理
遮光(20~50%)
病気・害虫対策
徒長(水やり)
雨ざらし・風通し
高温(猛暑日)
高温・乾燥に強いタイプですが、朝から夕方まで…
丸一日、陽が当たる場合は50%前後の遮光が必要。
水やりは多肉の様子を確認しつつ「量 or 回数」を減らすのが安全です。
雨ざらしはトラブルの原因になりやすい
梅雨~初秋にかけては病気や葉蒸れ、徒長の原因となるため、
雨ざらしの状態を避けるのが無難です。
また、定期的に農薬を散布することで…
病気・害虫の被害も抑えられます。
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