クラッスラ属「ブロウメアナ」の紹介です。
小さな素朴な葉で、インパクトに欠ける多肉植物ですが、
群生して長く花を咲かせるタイプですので、
剪定しながら整えてあげると、見栄えもする多肉となります。
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◆ Photos
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◆ 基本情報
科 | ベンケイソウ科 |
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属 | クラッスラ属 |
学名 | Crassula expansa ssp. fragilis |
流通名 | ブロウメアナ |
- |
生育期 | 秋・春 |
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価格帯 | 350円前後 |
栽培難易度 | ★☆☆ |
増やし方 | 剪定&挿し芽 |
- |
ブロウメアナは原種
◎ マダガスカル、南アフリカ
ブロウメアナは、エクスパンダという原種で…
さらに4つの亜種の中の1つとなっています。
昔はブロウメアナという名前の原種だったので、
それが、現在でも流通名として残っているようです。
開花期間が長い
ブロウメアナは常に花が咲いている印象があります。
購入時は葉っぱだけだと思いますが、
1年ほど育てると、花芽がたくさん付き始めます。
寒さは苦手なタイプ
クラッスラ属は、寒さが苦手な種類が多く…
ブロウメアナも、もれなく該当します。
ただ、ブロウメアナだけが極端に弱い訳ではなく、
多肉植物全体では、最も寒さに弱いグループに位置するだけです。
そのため、-3℃くらいなら耐えてくれます。
増やすなら剪定
1株でも枝分かれしながら成長するので、自然とボリュームは増してきます。
さらに増やしたい場合は、
先端から5cmほど剪定して、挿し芽で育てます。
育て方の参考記事
※ 種類は異なりますが、成長過程や栽培方法は同様です。
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ネット販売
日本花キ流通 | カクトロコ |
ストア内検索:ブロウメアナ |
※ 売り切れの場合あり
◆ 季節の変化
夏
▲ 7月上旬
▲ 8月下旬
冬
▲ 11月下旬
▲ 2月中旬
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◆ Before / After
購入時の様子
購入日 | 2020. 2 |
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ポットサイズ | 7.5cm |
販売 or 生産者さん | カクトロコ |
購入店 | ガーデンメッセ八王子 |
約1年後の様子
2月に購入したので「冬顔」の状態ですが、
肥料、陽当たりの違いによって紅葉具合は異なります。
冬になると、黄金色っぽくなりますが、
少し地味なので、夏色のグリーンのほうが映えると感じます。
凍害だけに注意すれば、育てやすく増えやすい多肉の1つです。
1年間の主な作業
・なし
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◆ 栽培記録(3年間)
スタート(2月)
※ 7.5cmポット
4月
7月
8月
10月
12月中旬(凍害)
※ 凍結により9割以上が枯死
2月
リスタート(7月)
※ 追加購入してリスタート
8月
10月
12月
2月
5月(植替え&剪定)
約1年後(7月)
8月
11月
2月
5月
12月
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◆ 栽培メモ
1 繁殖力が強い多肉
▲ 7月の様子
▲ 8月の様子(約2ヵ月間)
寒さには弱いブロウメアナですが、繁殖力が強い多肉です。
挿し芽にすれば、短期間で旺盛に育ちます。
肥料不足には注意
▲ 5月の様子
5月になっても、上記のような葉色では肥料不足です。
花を継続させて咲かせたい場合や、
株を増やしたい場合は、肥料を与えながら管理してください。
2 増えすぎたら処分しよう
放置すると無法地帯になっていきますので、
定期的に剪定して、処分したほうがよいと思います。
もったいないと感じる場合は、
小ビンにでも挿して、飾っておくのがオススメです。
冬の地植えは不可能
グランドカバーとして育てても大丈夫ですが、
寒さに弱いので、屋外では冬に枯れてしまいます。
そのため、屋外で育てるなら…
1年草として割り切って対応する必要があります。
3 リトルミッシーと同じ
基本的に育て方と性質は、同じクラッスラ属のリトルミッシーと同じです。
葉の形が違うだけですので、
スペースに余裕があれば、どちらも育ててみてはいかがでしょうか!
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◆ 夏と冬の管理目安
冬の管理(屋外)
弱い -3℃まで |
強い -5℃まで |
とても強い 凍害なし |
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〇 | - | - |
多肉植物全体で比べると「弱い」タイプ。
目安としては「-3℃」までなら、凍害の影響はなし。
-5℃まで下がると一部で凍結がみられ…
-7℃では全体が凍結し、再起不能かと思います。
霜除け & 風除けは必須
屋外での管理では「霜除け&風除け」は必須です。
どちらかが未設置の場合では、上記の管理気温まで耐えられず…
霜害や凍害によるダメージを負いやすくなります。
梅雨 & 夏の管理
遮光(20~50%)
病気・害虫対策
徒長(水やり)
雨ざらし・風通し
高温(猛暑日)
高温・乾燥に強いタイプですが、朝から夕方まで…
丸一日、陽が当たる場合は50%前後の遮光が必要。
水やりは多肉の様子を確認しつつ「量 or 回数」を減らすのが安全です。
雨ざらしはトラブルの原因になりやすい
梅雨~初秋にかけては病気や葉蒸れ、徒長の原因となるため、
雨ざらしの状態を避けるのが無難です。
また、定期的に農薬を散布することで…
病気・害虫の被害も抑えられます。
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