多肉の土は、ホームセンターの培養土で十分な理由

多肉植物を楽しむうえで、そのうち新しい土が必要になります。

その際「どんな土を選べばいいのか?」という疑問がでてきますが、

基本的に、ホームセンター等で販売されている…

「多肉植物の土(培養土)」で十分だと感じます。

 培養土とは?

植物に合わせて、複数の土や肥料・たい肥などがブレンドされた土のこと。 用土【ようど】ともいい、そのまま使用できます。

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多肉植物の土なら、何でもOK

▲ こういうのでOK

多肉植物は「抜き苗(カット苗)」で購入する場合や、

「葉挿し」にチャレンジすることもあるかと思います。

そんなときでも「多肉植物の土」で大丈夫です。

最初から、土のことで心配する必要はなし

自分が生産者なら、コストダウンのために土をブレンドしようと考えますが…

初心者がいきなり、土選びや土づくりに時間をかけても、余りリターンは得られないと思います。

なので、土はさっさと市販のもので済まし、

多肉植物の観察や水やりの仕方に注力したほうが、早く上達すると思います。

「多肉植物の土」なら普通に育つ

どんなに土の配合を極めても、通常より2倍も早く… 大きく育つことはありません。

「土」と「肥料」は、別モノだからです。 土に、栄養分はありません。

なので、土のブレンドで、水はけなどの調整を行い… 肥料で植物の生育を補助します。

適度な肥料が含まれているから、普通に育ちます

多肉植物は、用土に肥料が含まれていなくても、それなりに育ちます。

ですが、適量の肥料を含んでいるほうが大きめに育ち、見栄えもするので、市販の培養土には元肥が含まれています。

なので、培養土を選んでおけば… 普通に大きくなります。

培養土の原材料が違っていても、影響なし

▲ 3つとも「多肉植物の土」

ホームセンターなどでは、

いくつか「多肉植物の土」と書いてある培養土が販売されています。

ですが、よく比べてみると… ぜんぜん別モノに映ることは珍しくありません。

  • いかにも… 土って感じの培養土
  • 小さな砂利みたいのしか入っていない培養土
正解は… どれを選んでもOK

パッと見だと、土っぽい土のほうが安心感がありますが、

多肉植物全体でみると… 結果は、ほぼ同じです。

セダム、エケベリア、クラッスラ、アエオニウム、センペルビウム… などなど、どのグループでもビックリするような違いはありません。

大型の多肉は大きくなりますし、小型の多肉は大きくなりません。

多肉植物にゴールはない

多肉植物の寿命は長めです。

1年後のサイズの大小だけで、決まるものではないと思います。

たとえ、イマイチな成長具合だったとしても… そこから植替えや追肥で調整すればいいだけです。

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「多肉植物の土」の特徴は何?

ホームセンターには、多肉植物以外にも「〇〇〇の土」というのが置いてあります。

  • ブルーベリーの土
  • バラの土
  • 観葉植物の土

などなど、見かけます。

そして「多肉植物の土」と何が違うのかというと… 下記の2点です。

  • ブレンドする原材料や肥料
  • ブレンドする比率

対象の植物に適した調整が行われ、

それに合わせて、特定の植物名やカテゴリー名が商品名になっています。

培養土の原材料

培養土とは、複数の土(原材料)と肥料がブレンドされた用土です。

多肉植物でよく使われる、土(原材料)を簡単に紹介します。

基本用土 改良材(有機肥料)
赤玉土 腐葉土
鹿沼土 たい肥
軽石 ピートモス
川砂 バーミキュライト

詳しい内容は省略しますが、これらを混ぜて培養土が完成します。

 園芸店等では、それぞれ単品で販売されています。

「多肉植物の土」は、水はけが良い

一般的に多肉植物の用土は、水はけが良いほうが好まれます。

水を与えると、数秒で鉢底から抜けていくタイプです。

水はけが良いと、トラブルが起こりにくい

このような用土は、余計な水分を貯め込まないので…

通気性がよく、曇天が続いても乾きやすくなります。

その結果、多肉の徒長を防いだり… 多湿になる状況を軽減できます。

なので「水はけ」が良いほうが、水やりで失敗しにくい用土といえます。

水はけが良すぎると、若干… 育ちが遅い傾向

水はけが良すぎると…

その分、肥料の成分も水と一緒に流れやすくなるので、

多肉の大きさが、若干… 小さくなる傾向のようです。

なので、水はけが良すぎる場合は… 水持ちをよくし、肥料も流れにくくする必要があります。

 「水はけ」と「水持ち」の感覚は、実際に育ててみると解ってきます。

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土の固定概念を無くす

土というと… 赤茶色で粒の細かいサラサラしたものイメージしてしまいます。

ですが、多肉植物の場合は…

土というより石っぽい感じのモノも、よく目にします。

写真のような、ジャリジャリとした培養土でも大丈夫です。

主に「サボテン」や「屋内向け」にカスタマイズされているようですが、

「多肉植物」&「屋外管理」でも成長には影響ありません。

❶ 植物の根も、呼吸している

なぜ、石っぽい用土でも大丈夫かというと…

そのほうが、植物の根にとって都合がいいからです。

植物は「呼吸」と「光合成」をしている

植物も、動物と一緒で朝から晩まで呼吸をして二酸化炭素を排出しています。

呼吸と、エネルギーを作る光合成は別々で、植物は両方を行っています。

光合成と勘違い
今まで植物は、二酸化炭素だけで生きられると勘違いしていました。

❷ 植物(根)も、酸欠で死ぬ

用土内が水で満たされ続けると、根が窒息して枯死します。

なので、用土は… 空気の通り道ができるようにブレンドさせています。

また、多肉の場合は水を与えすぎたり… 雨ざらしを続けないないように管理するのもポイントになります。

石っぽい用土のほうが、通気性がいい

▲ 赤玉土

植物用の土は、砂のような微粒子の集まりではなく、

石っぽい塊のほうが互いの接地面積が少なく、隙間が増えます。

その分… 空気も水も流れやすくなります。

上の写真は、赤玉土という土で… 石っぽく見えますが、

水やりなどで、だんだんと形が崩れ、細かい微粒子に変わってしまいます。

❸ 粒が細かいだけの土はNG

細かすぎる土(微粒子)は、微塵【みじん】と呼ばれ、

増えすぎると、水や空気の流れを阻害する悪者として扱われています。

▲ 微塵が混じっていると、排出された水が茶色く濁っています

市販の培養土は、水やりで微塵を排出できる

市販の培養土なら、微塵だらけということはありません。

植え替え後に、しっかりと水やりをすれば…

微塵(濁った水)をポットから排出させられます。

それと同時に、排出された水の色が… 茶色から透明に変わるまで、水やりを続けます。

 赤玉土がブレンドされているものは、よく微塵が含まれています。

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ブレンドしなくて、いいの?

自分オリジナルのブレンドをするには…

ブレンドをする理由が必要です。

その理由が明確でないと、土をブレンドする意味がありません。

自分の中で、試す基準が出来ていない

初心者のうちは… 栽培の基準を持っていないので、

何が不満で… 何を試したいのかも解りません。

また、試した結果を考察するにも、多肉植物の成長は遅いので… それなりの時間が必要です。

様々な要因があって、探りにくい

もし、枯らせてしまうことがあったら、

その要因が、陽当たりなのか… 風通しなのか… 水の与えすぎなのか…

経験が浅ければ浅いほど… それがまるっきり解りません。

ほとんど、土以外の要因で失敗してしまう

常に日照不足であれば…

どんなに、土を変えても問題は解決されません。

管理場所や水やりなど… 育ちやすい環境の構築や経験を増やすほうが最優先になります。

培養土と赤玉土のブレンドは簡単

完成されている培養土に、

赤玉土をブレンドするくらいなら、簡単でオススメです。

赤玉土は「水持ち」を向上させる

もし… 使っている培養土がスグに乾いてしまう…

という場合は、赤玉土を2割~4割ほど混ぜていくと、

培養土全体の水持ちがよくなり、スグに乾いてしまうこともありません。

肥料の成分も残りやすくなる

水持ちが良くなると、肥料の持ちも良くなる傾向があります。

前者を「保水性」、後者を「保肥性」といい、

理想の培養土は「保水性」「排水性」「保肥性」「通気性」の4つが求められています。

ですが… 完璧な培養土を求めても、人によって好みが違うので、正解はたくさんあると思います。

培養土選びより大切なこと

多肉植物は、市販の「多肉植物の土」で元気に育ちます。

いくつかのタイプがありますが、

容量の少ないものなら、500円以内で購入できるので、色々と試してみるのもオススメです。

栽培環境が一番… 大切

初心者にとって、用土選びの優先度は低いと思います。

それよりも、陽当たりや風通し、水やりを覚えるほうが、はるかに重要です。

1年くらい育ててみると… 自分の中で、土に対する要望が生まれるかもしれません。

それまでは、じっくりと多肉植物を観察したほうが、色々と応用が利くようになると思います。

ちなみに…「観葉植物の土」でも、元気に育ちます

もし、多肉植物の土が見当たらず、

「観葉植物の土」しか見当たらない場合は、「観葉植物の土」でも大丈夫です。

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「観葉植物の土」で多肉植物を育てる

多肉植物の基礎知識と、はじめての1冊

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2018年の秋から多肉植物を楽しんでいます。これから始める皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。



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